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花道通りの狭隘化ボラード [まちづくり]

歌舞伎町には1丁目と2丁目があります。多くの方がイメージする歌舞伎町の姿はたぶん1丁目の劇場街や中央通りのイメージでしょう。2丁目は古くは屋敷が多く、住宅地でもあったせいか今でも1丁目とは大分イメージが異なります。一概にまちづくりといってもこの1・2丁目を掛けての議論はなかなか難しいようです。総論賛成各論反対の構図がときおり見え隠れします。この1・2丁目の境目になるのが花道通り。かつては暴力団の事務所が並び、それらしい車が堂々と路上に止まってた道ですが、ここを狭隘化して架設ボラードを置くことによって強制的に路上駐車を排除したのが今年の3月。暴力団事務所において、事務所の前にたいそうな自動車を占有的におくことが一種の自分たちの力の誇示であったわけで、また特にそういった事務所の存在している花道通りに違法駐車を強制的にできなくさせるボラードの設置によって、周辺から徐々に暴力団事務所の影は大分薄くなっているようです。

また暴力団の資金源として非合法営業を行う店舗・事業者からのしのぎというのがある。非合法営業をする店舗・事業者は、たとえば店内でなにかしらのトラブルがあった場合、警察を呼びにくい事情がある。そこで、トラブル解決の手段として裏稼業の人たちにたよる、そういった構図がある。街から非合法の店舗・事業者を排斥することは、つまり暴力団の資金源を断つことに直積的に効果をあげるわけだ。歌舞伎町=しのぎが稼げない=暴力団がいなくなる、そういった形が徐々にこの街の中に浸透してきてるのは、街に来た多くの人が体感的に感じているようです。

以下、7月21日歌舞伎町ルネッサンス推進協議会における原新宿警察署長(当時)の報告・発言から。

「警視庁の歌舞伎町対策の取組みにつきましては、昨年4月16日以来副総監を本部長といたしまして、全庁を挙げて3地区対策を推進しており、その最重点といたしまして、歌舞伎町対策に取組んでいるところであります。その内容は、性風俗や組織犯罪の取締り強化、条例の改正、施行、暴力団対策の徹底、交通対策の徹底、各種キャンペーンの推進であり、これによって歌舞伎町を安全で安心して楽しめるまちにし、歌舞伎町ルネッサンスを成功させたいというふうに考えております。14ヶ月で違法個室マッサージ店、わいせつビデオ店、カジノ賭博店等296店舗、939人、暴力団員515人、入管当局の絶大なご協力をいただきまして、不良外国人1,554人を摘発いたしました。特に、違法風俗店の部屋の所有者であるビルオーナー自身に対する取締りを強化するとともに、改正迷惑防止条例の施行にあたって3月30日ビルオーナー等連絡協議会を設立し、ビルオーナーの他、不動産業、行政書士の方々にも参加をしていただきビルオーナーに課せられた義務の履行を求めた結果、不動産業界からは、「適切なテナントを斡旋していきたい」との強力な発言もいただきまして、現在、悪質風俗店の再生を押さえ、白看板が維持されているところであります。白看板の塗りかえにあたっては、税務署、法務局、主税局等のお知恵もお借りして区条例等を制定する等によりビル賃貸ルールを確立し、無法なサブリースを防止していく必要があるかと思われます。

昨年、実現した警視庁最大の対策でありますが、迷惑防止条例、ぼったくり条例の一部改正であります。4月1日から施行されましたが、マスコミでも大きく取上げられましたように4月1日午前0時を期して、環境を一変させました。しつこい性風俗の客引きがほとんど見られなくなっております。

歌舞伎町ルネッサンスの最大の障害である暴力団に対しましては、取締りと排除対策の両面作戦を強力に推進しており、大きな効果を挙げております。社員2千人を要する「歌舞伎町暴力団株式会社」も株主離れが進行し、最近では「これだけ警察の取締りが厳しいとヤクザはしのぎができない、若い衆の面倒を見るのも難しいと」音を挙げ始めています。

花道通りの狭隘化も新宿区のご協力を得て、3月8日から実現し、暴力団の車両をはじめ違法駐車が一層され、暴力団事務所としての価値を奪っているばかりではなく、昨年上半期花道通りで、6件の交通人身事故が発生しておりますけれど、今年は、ゼロを記録しつづけているところであります。これらの効果といたしまして、これまで暴力団事務所の撤去を、4件を確認しているところであります。ボラードもかなり傷ついてまいりましたので、是非とも来年は歌舞伎の花道というのにふさわしい通りに変貌することを期待しているというところであります。

これから、さらに新宿繁華街犯罪組織排除協議会と協力をしてさらに暴力団対策を徹底し、株主離れを加速させて暴力団を歌舞伎町から追い出すという作戦を展開したいというふうに考えております。改正条例施行の結果、新たな現象として区長からも話しのありました脱法デリバリーヘルスの出現、あるいは環境を著しく害する風俗案内所、あるいは日の出から午前1時営業と称して時間外営業を継続するホストクラブ等への対応が必要であることも判明いたしました。今後はこれらを視野にいれて、さらなる環境浄化を推進していきたいというふうに考えています。その他各種キャンペーンも行われその一つの集大成といたしまして、5月19日には小泉総理が歌舞伎町を視察され、安心してこられるまちをアピールしていただいたところであります。

また、歌舞伎町対策は、警視庁が全庁を挙げて推進している犯罪抑止対策にも大きく功を奏しております。歌舞伎町一丁目・二丁目地区では、今年侵入窃盗発生が1件もありません。ひったくりも直近3年比で63.6%の減少となっております。減少率が警視庁全体の40.7%を大きくしのいで、78%の減少を見ている状況であります。その他刑法犯の認知状況におきましても、新宿署全体で16.4%減少のところ歌舞伎町では、27.8%もの減少をみております。また、もう一つの治安のバロメーターである110番の入電状況でありますが、16コマ目のとおり新宿署全体で、6.2%のところ歌舞伎町では、10.4%の減少と歌舞伎町の環境浄化は、署全体の犯罪抑止にも大きくつながっていることが明らかになっております。

今、新宿は、日本経済新聞の「東京のまちイメージ調査」によりますと、六本木、大手町の1.5倍、銀座の約2倍を示して、東京を代表するまちとして掲げられております。私たち新宿署員一丸となって悪に止めを刺し、安全で活気のある繁華街を目指したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。」

花道通りの狭隘化によって街が浄化されたというプラスの効果に対し、この道に面した店の営業内容が悪化→テナントが空く→ビルオーナーが耐えられず売り、という地域の痛みがマイナスの効果。「実は歌舞伎町の多くのお店がヤクザとホステスが最大の客層で、それらによって生業をやってこれた」なんて話もあったり。街の中でもそういった傾向の強い地域というのがあって、花道通り界隈もその一つです。

そろそろポラードも傷つき、あくまで架設なわけですから当然これから「歩道拡張」とか「歩道をなくして相互通行」などいろいろ街から意見があるようなので、どちらかの方向に向かわざる負えないでしょう。

どちらにしても、人がにぎわうまさに「花道」というイメージの道になってほしいとは思います。

 


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