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歌舞伎町再生、白看板対策に優秀な家守さんを募集 ベンチャーを育成して地域活性化へ。 [まちづくり]

11月22日(火)新宿区歌舞伎町(1・2丁目)地区が、内閣府より第9回構造改革特区計画、第2回地域再生計画に認定

違法風俗・カジノなどの摘発、暴力団事務所・周辺者の排除を進めている歌舞伎町の浄化作戦。23日の森下系無料案内所・違法性風俗店摘発と経営者の森下景一容疑者の逮捕は各通信社も一斉に配信、関心度も非常に高かったようだ。摘発後、警視庁生安課の方と話をする機会があったのだが、曰く森下逮捕にはかなりの準備をしてすすめてきたようで「歌舞伎町をはじめ、主に3地区の治安対策は途についたばかり。毎日全速力というわけにはいかないが、まだまだ摘発はつづけていきます。治安が悪化し、またとくに違法な風俗が街を醜くして地域の方々には大変申し訳ないと思っている。警察としてももっと努力していかねばならないと思ってます。」

つまり、森下グループの摘発は「見せしめ」ではなく、あくまで手始めであるということ。他の経営、なかには関西系指定暴力団の不動産投資がらみといわれているレンタルルーム(デリヘルのサービスルーム)、もちろん今回摘発をまぬがれている森下グループの他の事業所も含めてまだまだ監視を強化、現行法でも摘発できるところは挙げていく姿勢である。

個人的な意見としてであるが、「合法で既得権に守られている既存ハコアリの風俗店舗も、法解釈によってはいままで営業停止ですんでいたような罰則もビルオーナーに責任が及ぶ条例改正、つまりテナント使用中止命令がでる可能性がありうかうかできなくなるのではないか?法令順守や優良店組合をつくっての活動など自浄努力をするようあるファッションヘルス業者に話をした。ホストにしても客引きするところとしないところもある。キャバクラとホストは今空前の好景気であるといわれるが、いい店もあれば実態は関西の広域暴力団進出系の店(区役所前)とか例の関西ホストなど問題も多い。税金をまともにはらってる店はたぶん半分もない。各業界が自浄機能を可能にするシステムを作ったほうがよいのでは?」といったら、「確かに既得権にあぐらをかかれては困る。自浄機能が効果的に働くシステム作りは大歓迎だ。そこで地域の人たちで話し合っていいほうに進んでいくのであれば法律とか規制なんて本来必要ない。」と言っていた。歌舞伎町はもともと一見さんの多い街、「社会勉強」に最初に触れるような街でお客さんがいやな思いをするような街であってはならない。それが合法であって、優良店であれば、それはあくまで地域の観光資源であると思う。

            

さて、とはいうものの今後も改正風営法施行(来年5月)やビルオーナー条例の改正・無料風俗案内所規制条例(2月の都議会審議~その後施行へ)と続くことを考えれば、少なくともデリ案内をしてきた無料案内所のすべて、およびサービスルーム、受付所、サービス嬢の待合室(仮に系列漫画喫茶を使っていようが、風営法違反)はすべて違法故ビルオーナー責任が問われテナント使用中止命令が出ます。つまり大量の空き室・空きテナントがでるだろうと考えられるわけです。

すでに200~300増加したといわれる空きテナントですが、この数字もさらに増加していくことになるでしょう。

空き室・空きテナントが増える、いままでそこで働いていた人たちがいなくなる、違法店舗・サービスとはいえ客も減る、つまり良い悪いは別にしても治安対策の徹底は地域経済を減衰させます。賃料収入が減ったからといって、あらためて違法な店舗や暴力団をテナントにいれればビルオーナーは条例によって罰せられます。仲介する不動産屋も「知らなかった」じゃ済まされないでしょう。

歌舞伎町再生の骨子であるまちづくりのビジョンは、「大衆文化の企画・製作・消費」です。そして、この志を共有し、安心安全のまちづくりを共に目指す担い手に対しては歌舞伎町地域再生に基づき、日本政策投資銀行から低利の融資を受けることができるシステムを準備している、これが先日新宿区からリリースされた「歌舞伎町が第二回地域再生計画に認定」の概要。

では、担い手とは具体的にどういうものをいうのか。

①まちづくりのビジョンを共有できるビルオーナー・地主さん。

建物を再生・再開発することもあるだろうが、現状の空き室・空きテナントをまちづくりのビジョンにあったテナント誘致に協力してもらえる方。たとえば保証金・家賃の優遇、3ヶ月無償によるアンテナショップの実験出店などのアイディアに協賛してくれる方。

逆に、また貸しだの指定不動産屋があるだのといった物件はこちらから拒否しますのでご了承ください。そういった不明瞭なビルの空きテナントを埋めようというつもりはありません。また、無料案内所や違法風俗店舗への賃料相場(路面店で坪5万~10万といったもの)に固執されるビルオーナーも「テナントを誘致してくれ」といわれても無理です。

  空きテナントの物件視察風景。

協力してもらえるビルオーナーが集まり、空きテナントが50なり100なり集まったら物件ツアーをやるつもりです。また、たとえば100件のテナントの同時オープンをイベント化(仮称 歌舞伎町ルネッサンスEXPO)し発信力を高めるというアイディアもでています。

②空きテナントをSOHOなどの使用に変更し、家守事業を展開できる方、企業。

たとえばクリエイターやCGデザイナー、IT関連などのスモールオフィスは特に横浜の倉庫跡や都内でも学校跡などで活用されていますが、こういったものを歌舞伎町に持ってこれる方、企業、あるいは学校など。

根本的に「歌舞伎町」のような街が好きとか嫌いとかそういう要素はあるかもしれませんね。たとえばこんな歓楽街の真ん中で仕事をしてみたい、住んでみたい、勉強してみたい、そんな人はいるかもしれません。現況がスケルトンであったり飲食であったりバーであったり、空きテナントはさまざまですが、それを改装投資のすくないSOHOなどの用途に使ってみたい、それをプロデュース・運営してみたいという方・企業を募集。

③空きテナント・空き室を数件使ってのプロデュース

たとえば10件の小さな空き物件、1件の大型物件があったとします。10件に隠れ家的飲食業、これをサテライトに、大型物件をコアとしての店舗としてプロデュース。といったようにビルの中ではなく歌舞伎町1・2丁目のなかに散らばる空きテナントをトータルにプロデュースしてみたいという方・企業。業種はなにも飲食業や物販(ブティックや芸能人ショップ)だけではないかもしれません。音楽スタジオだとか稽古場(歌舞伎町は24時間眠らない街ですから深夜も使えるというメリットがある)、これもゼミレベルや研究などの範囲での学校という用途があるかもしれません。芸能プロダクションとレッスン場、発表のためのミニ劇場とかそういう用途なら中山区長が喜びそう。まわりにはなんといっても映画館や劇場がもともとたくさんあるわけだし。

④公共スペースの有効活用

基本的に歌舞伎町の道路(区道)とシネシティ広場や大久保公園の有効利用

すでにシネシティ広場においては、365日営業できるオープンカフェ(テイクアウト可)や観光案内所というアイディアや、大久保公園にはテント型の芝居小屋なんかがつくれたらいいのでは?とかでてますが、それ以外でもこんな活用ならばスポンサーになれますとか運営してみたいといってくれる企業やマネジメント会社はないでしょうか。

 ファンタスティック映画祭開催時、立教大学廣江ゼミ生(プロジェクトリーダーは2年生の羽生奈央さん)出店によるオープンカフェ

 

歌舞伎町オクトーバーフェスト開催時に出店されたビアホールイベントの風景

公共スペースにおいての収益事業をするにあたっては、地域還元が原則とはなりますが、同時に歌舞伎町全体のコア的要素が強いのでインパクトのあるアイディアを求めています。長期・短期にかかわらずアイディアを募集。単発のイベントは従来どおりどんどん誘致していきたいと考えています。とくにシネシティ広場は今後の家守事業のコアとしてのニーズがでてくるとおもわれるのでそういう要素も踏まえねばならないかもしれません。

実は、来年には、シネシティ広場の奥の植え込みがなくなりステージになります。ここまでは計画できたのですが、照明の問題がまだどうできるかやや紛糾しています。たとえば企業名を冠につけて(スポンサードとでもいうのかな)その分ライトアップなどの費用を協賛・投資してもらえる企業はないでしょうか。

  シネシティ広場改修に対する当初のアイディア、七色のライトアップという構想があったのですが、資金的に今難しい状態。

⑤歌舞伎町のまちづくりのビジョンとベクトルを共有できるとおもえるテナント出店を考えている方、企業。

こんなような実験的な事業をやってみたいとか、最先端技術の企画研究と発表の場に歌舞伎町を使ってみたいとかそういう用途も是非。ショールームやアンテナショップ、最先端のシアターをつくってくれる企業。

夕べ、横浜のデジクリ・キャンプというのをのぞいてきて思ったのですが、「サイエンス」という切り口もあるのかなと思いました。キャンプでは子供向けのサイエンス教室の話を聞いたのですが、歌舞伎町は子供が遊びに来る街ではないでしょう。ですが「大人が子供心にかえれるような科学館」みたいな発想はあってもいいのかもしれません。自分のクライアントつながりですが、以前渋谷パンテオンの屋上にあった五島プラネタリウム、あれを歌舞伎町に復活とかできないかな。。。佐藤会長にはなしてみようかな^^;

⑥歌舞伎町という街がもつ発信力を活かしてのベンチャー企業の立ち上げを考えている方。

韓国や中国の方々が非常に多い街ですし、とくにアジアにおいては有数の、しかも著名な歓楽街である歌舞伎町です。風俗とか違法なものではない歌舞伎町発~みたいな文化創造を考えてみたい人・企業。

 

簡単に書いてみたのですが、ほかにもいろいろありえるかもしれません。こういったものに対し、街全体(といいたいが、歌舞伎町ルネッサンス側といったほうが正確かな)が色んな形で協力しながらとか、イニシャルのコストをたとえば日本政策投資銀行が低利で融資していこうという計画です。融資ということはもちろん返済があるわけで、当然収益事業が必要になるわけですが、まちづくりのなかでは、単純に収益に結びつきにくい事業でも立ち上げねばならないような案件が数々あります。公共財源は現状厳しく、こういった案件をどう実現していくかが常に大きな壁になっています。まちづくりそのものに協賛・投資してくれるような方や企業がいないもんでしょうか。資金をどうつくるかのアイディアは11月21日 第5回歌舞伎町KIHEIプロジェクト(家守事業準備会)会議よりに書いてます。

現在、こういったさまざまなアイディアをもとに歌舞伎町ルネッサンスを実行していく組織を作る準備をすすめています。以前のBLOG記事でも書きましたが、TMO(town management organization)の設置と、その形態としてLLP(Limited LiabilityPartnership=有限責任事業組合)を歌舞伎町商店街振興組合や各興行4社などを中心に新宿区・日本政策投資銀行も出資しての設立を目指しています。新宿区の予定では平成19年度となっていますが、各プロジェクトの参加メンバーのなかには設立をもっと急ぐべきという案が強い。いずれのしても民と官がパートナーシップを組んでのTMOが歌舞伎町をプロデュースするという方向性。

また、TMOは今後(5年後くらいか、正確にはまだ煮詰まっていない)計画されている歌舞伎町の劇場地区再開発計画(通称YSP young spot project=東宝、東急レクリエーション、ヒューマックス、東亜興行の興行4社による再開発協議組織)へといろいろな局面でTMOは関与していくことになる。

 

現在のところ受け皿になる組織がまだできていないため、下記組織を中心に議論・準備を進めている。問い合わせはそちらにお願いします。

■KIHEIプロジェクト(まちづくり・家守事業準備会)

座長 香西一晶(新宿区企画政策部副参事  03-5273-3604)

来年には専管組織歌舞伎町ルネッサンス課ができる予定

 

■歌舞伎町地域活性化プロジェクト(歌舞伎町ルネッサンス推進協議会の実行組織)

座長 片桐基次

(歌舞伎町商店街振興組合専務理事・よくしよう委員会委員長 03-3209-9291)

 於:ゴールデン街の久絽にて撮影

奥が香西副参事(新宿区役所企画政策部)手前が片桐氏(歌舞伎町地域活性化プロジェクト) 

関連記事:

11月21日 第5回歌舞伎町KIHEIプロジェクト(家守事業準備会)会議より

日本政策投資銀行の家守事業に対する具体的取り組み

 


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風俗法務特捜部

http://plaza.rakuten.co.jp/fuzokuhomu/風俗法務特捜部です。素敵なサイトですね。リンクさせていただきます。宜しくお願い致します。
by 風俗法務特捜部 (2005-11-28 10:01) 

Tera

風俗法務特捜部さん、コメントありがとうございます。貴サイトにもコメントさせていただきました。性風俗に限らず、ホストやキャバクラ、居酒屋からカラオケ店まで、個々の業界がそれぞれ「悪い部分」を抱えている一方、自浄作用が働く環境ができれば街の優良な資源であることは間違いありません。そのためにも、業界ごとに優良店会的なものを組織するよう働きかけをしていこうと思っています。
by Tera (2005-11-29 21:46) 

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