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12月13日 スタンリー“トーキー”ウィリアムス 死刑執行へ [その他]

 スタンリー・トーキー・ウィリアムス 1953年12月29日生まれ

スタンリー・トーキー・ウィリアムスは1979年、強盗事件によって4名を殺害した罪により、81年に死刑の宣告を受けている。現在、カリフォルニア州サン・クウェンテン連邦刑務所に死刑囚として収容されているが、カルフォルニア時間の12月13日午前0時1分(日本時間午後5時1分)に死刑執行が予定されている。

スタンリー・トーキー・ウィリアムスは、ロサンゼルス市内のストリートギャング団クリップスを結成。ギャング団「クリップス」は、全米で最も凶暴なギャングとして知られ、対立するギャング団「ブラッド」などとの抗争で、数百人が死亡した。1979年に強盗殺人など(コンビニ店員殺人、中国系アメリカ人経営のホテル経営者家族3人の強盗殺人)を犯したとして死刑判決を受けたが、サンクエンティン刑務所に収監中の24年間に暴力反対を訴えたり、児童書を執筆するなどした。このことにより、アメリカではギャング団などの犯罪インフラ撲滅に大きく貢献、その社会貢献度によってノーベル平和賞に5回、ノーベル文学賞に4回ノミネートされている。

彼の死刑執行中止を求める運動が起きている。元「クリップス」のメンバーでもあるスヌープ・ドッグらも参加した死刑執行中止を求める運動が全米各地で行われ、11月19日には収容されているカリフォルニア州サン・クウェンテン連邦刑務所にて死刑執行中止を求め数千人規模のデモ運動が行われた。

米カリフォルニア州地裁は12月11日夜、元ギャングメンバーのスタンリー・トーキー・ウィリアムス死刑囚(51)について出されていた死刑執行中止請求を却下した。最終的に死刑執行に関する恩赦・減刑の権限はシュワルツェネッガー州知事にゆだねられたわけだ。

スタンリー・トーキー・ウィリアムス死刑囚の支援者らは11日、新たな助命嘆願集会を行い、同死刑囚の無実を裏付ける新証人がいるとシュワルツネッガー州知事のスタッフに伝えた。同知事は「正確に判断し最終の決断をする」とコメントを出していたが、12月13日早朝に死刑執行を決断しサインをしたという情報が入ったのでここに記事を書くことにした。同知事は「検討をしたが、恩赦を出す余地は見出せなかった」とコメントを出した。

この24年間、同死刑囚はこの殺人を否認し続けてきた。また、裁判係争中に人種差別問題などが取り上げられたことがあったようだが、差別を訴えた黒人の陪審員3名ははずされ現在の陪審員12名は全員白人であるという事実もある。

彼の半生(ギャング団時代から、刑務所に収容~ノーベル平和賞にノミネートされるまで)を描いた映画「クリップス」(2004年アメリカ)原題:REDEMPTION: THE STAN TOOKIE WILLIAMS STORY では「Ray」でアカデミー主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックスがスタンリー・トーキー・ウィリアムスを演じている。ジェイミー・フォックス自身も死刑執行中止の運動に参加している。

 24才の頃のスタンリー・トーキー・ウィリアムスの写真

クリップス

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  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2005/07/08
  • メディア: DVD

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アメリカは日本とならんで先進国で唯一、死刑制度のある国である。50州のうち9州を除いてこの死刑制度は実施されており、凶悪犯罪の多いアメリカでは、3000人もの死刑をひかえた囚人がいるという。アメリカでは、刑の執行について事前に様々な情報が公開され、マスコミの注目を集める中で処刑はとり行われる。日本の死刑が外部にはまったく秘密にされ、ひとにぎりの関係者しか知らない中でひっそりと刑が執行されるのとはまったく対照的。死刑制度がある、ということは国家が国民の生死与奪の権限をもつということである。これは、すなわち国民の生命を預けるに値する国家に他する信頼がなくてはならないということである。

はたして、日本の国家にそれだけの信頼関係があるのか?あるいはコンセンサスがとれているのか?

先進国の中で、日本とフランスは比較的警察権力の強い国といわれるが、フランスの場合個人主義と権利意識が一定の歯止めを生んでいる一方、日本はつい50年前まで治安維持法があったいわば全体主義の国であるために歯止めがかかりにくいという実体がある。

アメリカで死刑制度の是非についてこのスタンリー・トーキー・ウィリアムス死刑囚の件が利用されている感は否めないが、日本における「秘密主義的」な死刑執行のありかたはどうかと思う。個人的な意見として、死刑執行によって、被害者家族にとっては一定の区切りになるかもしれないし、復讐心がいくらか晴らされるというのもわかるが、そもそも「人が人を殺人的に罰する」権利があるのか。

歌舞伎町には関係ない話だったが心にメモを置くつもりでちょっと書いておきたかった。

 

 


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