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歌舞伎町商店街振興組合事務局長 城克氏 歌舞伎町のまちづくりについていろいろ語ってもらいました。 [インタビュー]

ほぼ週に3日くらいは会っているので、改まってインタビューってほどのことでもないが今後の歌舞伎町のまちづくりについていろいろ話をする機会があった。2006年を迎えるにあたり、ここに書いておこうかと。

城氏は、歌舞伎町商店街振興組合の事務局長で、シネシティ広場などで行われてきた歌舞伎町ルネッサンスの各イベントを実質運営指揮をやってきた。また、新宿繁華街組織犯罪排除協議会の事務局長を兼ねセレモニーでは司会もこなす。一方、早稲田大学の戸沼ゼミでは「新宿学」の講師をつとめたりしてまちづくりについての造詣も深く、というか今でも熱心に勉強中。組合内の事務局長という立場から主として歌舞伎町一丁目内の地域全体の利害関係や警察・行政のバランス役であったりもする。

現在設立準備中の「新宿署管内カラオケ業防犯協力会」の事務局も歌舞伎町商店街振興組合におかれており、城氏が事務局運営を行っている。

新宿署管内カラオケ業防犯協力会について

歌舞伎町では、今目に付く客引きの問題で、とくに際立つのがカラオケ・居酒屋・ホスト、そしてキャバクラや外国人によるものである。この中で、組合経由でチャンネルが強いカラオケ業についてまず自主規制をよびかけようという趣旨に基づいてこの会はスタートした。現在、歌舞伎町では約200人くらいのカラオケの外販部隊が街にでている。来街者に対してひつこくつきまとったり、料金トラブルなどの苦情があることから、法の網がかかる前に自主規制を行い自浄効果を生むのが狙いだという。厳密に言うと、道交法違反であり、またカラオケ業は個室営業で、深夜に酒類提供を行ったりして風俗営業ではないかという声もある。営業時間の規制などをかけられては業界存続そのものにかかわり地域経済の減衰になりかねない。外販を行わない店舗(シダックスなど)も数店あるし、「他店が出さなければウチも出さない、一種の防衛手段」(カラオケ館)という店舗もある。一方、「ウチは場所の悪い店舗もあり、外販を行わないとやっていけない。」(金嶋グループ747)という店舗などあり、民間主導による自浄機能をどうつくるか今までずっと課題だった。実体は金嶋グループなど今まで自主規制に消極的だったことが大きな問題ではあったが、歌舞伎町ルネッサンスの地域浄化や客引き排除の流れで、どちらかといえば逆に一緒にやろうと歩み寄ってきたことが端になっている。

「もし実質的に自浄機能が働き、その成果を警察が認めてくれれば、たとえば将来的には、歌舞伎町内だけ、客引き(外販)OKというのもあるかもしれない。それは極端な言い方だが、彼らがルールにのっとって外販をする、そして来街者に不快感を与えないものになればよい。いま考えているのは、カラオケ業の外販員を地域防犯協力員にするということ、つまりケンカやトラブルがあったら警察に通報する、キャッチなどで不快な思いをしたらカラオケ業の外販員に声をかけて助けてもらえる、一種の地域防犯パトロール要員になってもらうということを目指してみようと思っている。ニューヨークのBIDもホームレスを雇用し警備や地域清掃に使っている、歌舞伎町では今まで「悪」と思われていた客引きにルールと自浄機能を与えボランティアのパトロール員を兼務してもらう、そういう形でのみ外販員が存続する形をつくりたい。今はカラオケ業に対してアプローチをかけているが、今後は居酒屋業界や風俗業界であっても同じアプローチをしていくことができれば、歌舞伎町らしい観光地づくりのありかたが示せるのではないか。」

各店舗も、商売なだけにまだまだコンセンサスをとるのに調整や苦労はしているが、この客引き(外販)を防犯と地域の観光資源のツールに上手に機能させようという考え方にカラオケ業界自体理解を示している。他の業種については、まだどこがアタマになるのか、誰がまとめきれるのかが課題ではあるが。

カラオケ業防犯協力会では、外販員に簡易の所属証明書や法令順守のガイドなどを持たせたり、タスキがけなど誰からも一目でわかるようにすることを計画中。

城克(じょう まさる):歌舞伎町商店街振興組合 事務局長

生年月日:昭和29年1月12日 東京都新宿区出身 趣味:釣り

フリーペーパー「歌舞伎町るねっさんす」にコラム「歌舞伎町のジョーです!」を執筆、上の写真は2005年新宿エイサー祭りにて、ミス沖縄の松田春奈さんとの2ショット^^

 

歌舞伎町らしいまちづくりについて

城氏は「ここのような観光地的な商店街というのは、そういくつもあるものじゃない。来街する人たちの5割が外国人になってもいいと思っている。そういう意味では、歌舞伎町はまだまだ外国人観光客に優しい街とはいえない。たとえば道案内や表示を英語・韓国語・中国語もあわせせめて4ヶ国語表記にするようなことも必要。店の従業員に一人は必ず英語の話せるスタッフを置いてもらうようにできればいいですよね。そこで、たとえば歌舞伎町については外国人の就労ビザ特区にし、この街にあつまる韓国人や中国人は、日本人よりよっぽど英語を話せるわけだから、彼らを各店舗で実質外国人観光客に対する英語スタッフ、外国語の観光案内スタッフに就労させるみたいなアイディアを実行できたらいいと思う。歌舞伎町をもっともっと国際的アジアの繁華街として誘導できたらね。」と話していた。

一方で、組合や町会の役員でありながら、地域全体を考えられない人たちがまだまだ多いという課題もある。「まちづくりだとかルネッサンスをいくら進めても、個人レベルでじゃぁどう変わったのか?というのが目に見えてこないだけにわかりにくい。これをどう伝えていくのかが課題。」たとえば、歌舞伎町はこのルネッサンスの活動によってかどうかはともかく、この1年で不動産価格が大分上がった。坪当たり300万とか言われていたのが去年ごろ、それが今では500~700万、花道通り沿いで1千万、一丁目ならもっと高くなってきている。ルネッサンスの一つの目標である「地域の資産価値を高め」という趣旨は徐々に達成しているにもかかわらず、含み資産の上昇は見た目の実態には反映されにくい。ここをどうするか。

たとえば、その地域の固定資産税の税収増加分に比例して都が「再生特区」に指定した地域に交付金として拠出(ひも付きではあってはならない、官主導ではなく民主導でつかえる予算として)、これを安全安心のまちづくり資金としてイベントや空きテナント対策、地域の観光PRやホームレスの雇用対策などに使えるシステムはできないだろうか?と。これが可能になれば、地域振興組合なりTMOなりにまちづくりの活動成果が金額として明確になり、と同時にこれを地域活性化に使うことでイベントが増えたりPR誌が頻繁に発行されたり雇用が改善されたりして地域の人全体が目に見える効果を作れるのではないか。税制にかかわる部分なだけに、都がどう考えるかではあるが、この手法は全国の商店街や主要繁華街の再生に活用できるアイディアではないか?

ドラスティックに街を変える方法は、ほかにもあるかもしれない。城氏は「これは夢なんだが、たとえば新宿駅に新幹線を誘致できればそれこそ大きく変化すると思う。横田基地が返還されてアジアのハブ空港になるという動きもある。そうすれば、アクセス的に新宿は東京駅とならんで日本全国の観光地の2大拠点にできる。」と話す。日本の中の新宿、新宿全体の活性化が歌舞伎町の活性化につながるということでなのだが、すでに新宿を観光拠点、全体を観光地としてのブランドイメージ戦略については、来年の歌舞伎町オクトーバーフェストを歌舞伎町から新宿全体へエリアを拡大してのPR戦略を検討、オクトーバーフェストの実行部隊である博報堂とともに新宿駅前の各商店街に対してのアプローチも進めている。

 2005年歌舞伎町オクトーバーフェストにて、MODEAのパーカッション一丸さんと。城さん、2005年は大車輪の活躍でした(2度ほど倒れてましたが;)、ゴクロウサマでした。

 

と、まぁ、これ以外にもFM-KABUKI(自主的に設立へもっていけるか、またはFMを開局したいという企業誘致にむかうのか)とかKIHEIプロジェクト、各種イベントなど2006年度もやるべきことは尽きない、そういやぼちぼち次のフリーペーパーも発行しなくては・・・・^^;

 


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YUKI-arch

てらたにさん、駆け出しのプロガーのめんどうを見ていただき、たいへんお世話になりました。
来年は町作りのアイディアや、住まいのデザインの面でも交流できればと考えております。
来年もよろしくお願いいたします。
by YUKI-arch (2005-12-31 19:27) 

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