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11月25日(土) しんじゅく多文化防災訓練開催 [まちづくり]

11月25日(土)、大久保小学校において「しんじゅく多文化防災訓練」が開催された。新宿区(人口約30万人)にはその1割約3万人、国籍も100ヶ国以上に及ぶ外国籍住民がいる。とくに、大久保地域には人口の4割の朝鮮系・中国・台湾系・タイなどのアジア国籍の外国人が住んでいる。新宿区の区政において多文化共生と減災社会の構築は重点課題の一つであり、大久保地域周辺の3町会(歌舞伎町2丁目・いぶき町会・大久保2丁目町会)によって今回の「しんじゅく多文化防災訓練」も毎年開催されている。

想定は、正午過ぎに大地震が発生、各町会を中心に個々の一時避難場所を経由して大久保小学校に避難を行う。大久保小学校に避難後、避難者受付(受付カード記入)、町会ごとに班を結成し肯定に並ぶ。この際、各班が同人数になるよう調整する。ここからは、具体的な避難所における行動についての体験や説明が行われた。内容としては、トイレ・ろ水機・炊き出し、備蓄倉庫・受水槽、消火器(水消火器)、地震体験(起震車)・煙ハウス、AED・応急救護など。

説明の掲示板も日本語と英語・韓国語・中国語などが併記。

 多国籍であるため、通訳ボランティアの役割が重要になる。今回は、多文化共生プラザに登録、実際に活動している通訳ボランティア(写真は中国語通訳ボランティアの阿部さん、山本さん)らが参加。

  

さすがに韓国籍の方の参加者が多かったが、ウクライナ・タイ・ガーナ国籍の方々も数名。ガーナの方は小さいお子さんがおられ、日本語もやや話せるがコミュニケーションは英語である程度できた。ウクライナのお母さんは日本に来て2年ということで、かなり上手に日本語を話していた。

起震車を参加していた行政の職員も体験。写真は、右から酒井区長室長・針谷文化国際課長・小坂危機管理課長なんだが、震度7にはけっこうビビッていた^^

  

炊き出しの試食コーナー、あったかければ割りといける。ガーナ人の子供もパクパク食べていた。しかし、神戸の震災などでの経験上、大抵食糧確保はどうにかなるもので、支援物資の食料品などは多くの場合余ってしまって捨てざるを得ない場合が多い。震災時、最も重要なのはトイレと水の確保、上の災害用トイレは一例で、これ以外にも下水直結型のトイレなどもある。帰宅困難者の受け入れ場所として映画館やコンビニなどがあるのだが、歌舞伎町のようなライフラインのインフラが老巧化している場所では実際にトイレや水が使えなくなってしまうケースもありうるわけで、人の集まる場所にはこういった緊急災害用トイレなどの設置が満遍なく行われたほうがいいだろうなと感じる。

このろ水機は、プールの水などを1時間で1,000ℓろ過し飲料用の水にすることができる。ガードフィルターで粗ゴミを取り除いた後に活性炭によって有機物を吸着、中空糸精密濾過膜によって微粒子濾過、殺菌剤による細菌類の殺菌によって上水の水源確保に機能する。

高田茂新宿消防署長と中山弘子新宿区長


「地域の中で、お互いに知り合っておくということが重要。とくに外国籍の方には、地域と知り合うことによって地震の時などに命を守るためにもどうすればいいのかということがわかってくるのではないか。私は、こういったことを何度もやっていかないと緊急時にうまくいかないと思っている。」と中山区長も話していた。これは、多文化共生、多国籍住民に限ったことではないが、歌舞伎町などでも感じることだが特に近隣テナントや働く人たちの横の交流があまりない場所では、お互い顔を知らない、どこに誰がいたかがわからないということが災害時の救助活動では大きな障害になる。しかし、現実的に今回の訓練を見てて思うのは、外国籍住民は若い方々も沢山参加していたが、実際地域の主導的な立場で誘導等をすべき町会側の人たちの大半が高齢者であり、緊急時に救助する側でなく救助される側になってしまうような人たちばかりが積極的で、むしろ体力のある救助する側になるであろう日本人の若い世代の参加者が非常に少ないということに課題を感じざるを得ない。消防団もあるのはあるが、それ以上に事業者と多文化、学校(大学など)と地域のコミュニケーションをどう図っていくか、この辺の必要性を感じる。

 多文化共生をテーマにライフワークとして活動をしている日下部クンは自分のマイミクさん。となりは、金社長(韓国広場)、大久保から歌舞伎町エリアにおけるニューカマーの韓国人と日本人事業者との橋渡し的なキーマンである。

11月7日より「大久保地域見守り隊」発足

グリーンバード歌舞伎町などの清掃ボランティアや、以前は多文化共生プラザの職員として活動もしている日下部恵一郎クン(26歳)が、この訓練に参加していてワッペンをつけていたので「それ何?」と聞いて知ったのだが、地域の子供や高齢者を中心に見守りボランティア活動をする「大久保地域見守り隊」というのが発足したとか。

ソース:新宿区ホームページより

新宿区では、地域の課題を地域で解決することを目的に、区内10か所の地域ごとに地区協議会を設立しているが、その中の大久保地区協議会安全・安心分科会が「大久保地域見守り隊」を発足した。名誉区民のやなせたかしさんが防犯用マスコットとして区に寄贈した「新宿シンちゃん」を表裏にデザインしたエンブレムを、普段のまち歩きの際に着用し、見守り活動を行うもの。また、町会・自治会、学校、PTAなど地域団体の隊員が、お祭りなどの地域行事、美化活動、防犯活動などをするときにも身に付ける。すでに地域では、この見守り活動を開始した。エンブレムは直径11cmで真ん中に「新宿シンちゃん」の絵が描かれ周囲に日本語・英語・中国語・ハングルで「大久保地域見守り隊」の文字が入っている。協議会では、このエンブレムを700枚作成。悪用を防ぐため、シリアルナンバーで厳格に管理する。地域住民は、シリアルナンバー1番のエンブレムを贈呈するため、11月2日に中山弘子区長を訪ねた。区長は、「子どもや高齢者などの見守り活動を地域ぐるみで行っていただけるのはありがたい。ぜひ、息の長い活動にしてほしい」と語った。

なるほど、こういった活動を若い世代が中心になって多文化交流・世代間交流を深めていけるのならいいことだと思う。

 


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