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「クラブ」規制緩和の改正風営法成立― 6月17日、若者などが音楽やダンスを楽しむ「クラブ」について、一定の条件で朝までの営業が可能になるほか、「ダンスホール」の規制を無くす改正風俗営業法が、参議院本会議で可決され、成立 [その他]

若者などが音楽やダンスを楽しむ「クラブ」について、一定の条件で朝までの営業が可能になるほか、「ダンスホール」の規制を無くす改正風俗営業法が、6月17日の参議院本会議で可決され、成立しました。

◎風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律案議案(閣法)
提出時全文
・議案提出回次 189
議案件名 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律案
議案提出者 内閣

【風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律の概要】

本案は、最近における風俗営業の実情及びダンスをめぐる国民の意識の変化等に鑑み、客にダンスをさせる営業の一部を風俗営業から除外するとともに、設備を設けて深夜においても客に遊興をさせ、かつ、客に酒類の提供を伴う飲食をさせる営業について新たに許可制度を設けるほか、風俗営業の営業時間の制限について条例により緩和することができる範囲を拡大する等の措置を講ずるもので、その主な内容は次のとおりである。

一 キャバレー等の客にダンスをさせ、かつ、客の接待をして客に飲食をさせる営業について、料亭等の客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業に含めて規制することとすること。

二 一定の場合を除き、ナイトクラブ等の客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業を風俗営業から除外し、そのうち客に酒類を提供するものについては、都道府県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の許可を受けた場合には、特定遊興飲食店営業として深夜においてもその営業を営むことができることとすること。

三 ダンスホール等の客にダンスをさせる営業を本法による規制から除外することとすること。

四 特定遊興飲食店営業を営もうとする者は、公安委員会の許可を受けなければならないこととし、許可の基準として人的・物的欠格事由を設けることとすること。

五 営業所の構造・設備の維持、照度の規制、騒音及び振動の規制、接客従業者に対する拘束的行為の規制等、特定遊興飲食店営業者等が遵守すべき事項や禁止行為について定めるとともに、これらに違反した場合における公安委員会の行政処分についての規定を整備すること。

六 特定遊興飲食店営業者の団体の届出に関する規定を整備すること。

七 風俗営業者や特定遊興飲食店営業者が深夜にその営業を営む場合に、客が営業所の周辺において他人に迷惑を及ぼすことがないようにするために必要な措置を講じなければならないこととすることや苦情の処理に関する帳簿を備え付けなければならないことを義務付けることとすること。

八 風俗営業や特定遊興飲食店営業の営業所が集中している地域等、特に良好な風俗環境の保全を図る必要があるものとして条例で定める地域における風俗環境保全協議会の設置に関する規定を整備すること。

九 その他、風俗営業の営業時間の制限の緩和に関する規定の見直し、ゲームセンターへの年少者の立ち入らせについて条例により制限することのできる事項の拡大等所要の規定を整備すること。

十 この法律は、一部の規定を除き、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行すること。

店内の明るさが、映画館休憩時間と同程度の10ルクスを超える場合は、風俗営業とせず、「特定遊興飲食店」(許可制)とし人的要件、場所的要件、構造上要件など規制。繁華街やホテル高層階など、指定された地域と場所での24時間営業を認める。18歳未満の深夜(午後10時以降)入店は禁止。また、各自治体の条例による規制を受けての営業許可ということになり、東京都の場合はこれから検討される関連の都条例で、場所要件や営業時間の規制が定められることになる。面積要件も緩和される予定で、これまで66平米以上だったものが33平米以上とする方向で警察庁が検討中です。 

◎場所的要件
商業地域であることは必須ですが、現在、特区として深夜1時まで風俗店の営業が許可されている地域(歌舞伎町も含む)と同等か、もしくはそれより狭くなる方向で検討されているようです。住宅地域と近接している繁華街(とくに六本木や渋谷)では、住民の反対などもあることから許可がおりる店は限られてくることが予想され、朝までできないとなると、すでにこれまであった店も、その場所を諦め、朝まで営業可能な地域に移転しようとする動きがではじめてます。

◎面積要件
33平米以上といっても、100平米以上だと、建物の用途変更(自治体の建築行政との協議)が必要となり、建物側の都合で、構造上の問題、検査未了、違法建築物等で用途変更手続を行う事が出来ない場合があります。従って、100平米以下の「クラブ」と称した朝まで営業が、最も脱法的な業態の温床になりやすいと考えられます。一方、エイベックスなど音楽メーカーやパチンコなどの大手資本も、これまで法的に“グレー”だったクラブ業が“合法”となることから、本格的な進出を検討していると聞いています。限られた24時間営業可能な地域の、さらにクラブ営業が可能な構造・環境を持つオオバコは家賃が高騰する可能性もあります。

◎「特定遊興飲食店」の「遊興」について
警察庁はこれを、概ねクラブ(ダンス営業)と考えているといいますが、国会(内閣委員会)での答弁によると、「遊興という用語は現行法でも既に使用されており、規制の対象となる遊興は「営業者の積極的な働きかけにより客に遊び興じさせる行為に限られる」と解釈されている。音楽を流して不特定の客にダンスをさせる行為、不特定の客にダンス・ショー・演芸等を見せる行為、歌、バンドの生演奏等を不特定の客に聴かせる行為、のど自慢大会等の不特定の客が参加する遊戯、ゲーム、競技等を主催する行為が当たる。」(山谷国家公安委員長)
従って、そのような業態は、もし、朝まで営業するのであれば、「特定遊興飲食店」の許可が必要、ということになります。
「深夜に酒を飲む客に対し、営業者が積極的に働きかけ、場の雰囲気を盛り上げながら遊興させれば風俗上の問題が生じる恐れが特に高いことから、飲食店におけるこうしたサービスの提供を規制の対象とした。こうしたサービスを行わない場合、一般に客は静かに酒を飲むこととなり、風俗上の問題が生ずる可能性は比較的低いと考えられることから、遊興なしの酒類の提供は禁止されていない。」(山谷国家公安委員長)ということで、深夜酒類提供店は現行どおりということです。注意が必要なのは、風俗営業の範囲内のもの以外で、上記「遊興」に該当する飲食店はのうち、33平米以下だと朝まで営業は不可、33平米以上だと、「特定遊興飲食店」許可が必要で、許可無く営業した場合は無許可営業(営業停止、200万以下の罰金)として摘発対象になりうる、ということは留意するべきでしょう。

個人的には、今回の風営法の規制緩和については、あまり賛成できないということを、議員立法なだけに、また前内閣委員長の柴山君とは友人ということもあってよく話をしてました。いくら海外からの誘客をとはいえ脱法的緩和ではなく、そもそもの風営法全体の抜本改正から入るべきではないかというのがその大筋だったのですが、一方で、こうして、結果としての緩和が投資機会を生むことについては賛成でもあり、基本的には、今回の緩和を歓迎したいと思います。
歓楽街の情勢地図も、ひょっとすると変化していくかもしれません。無論、その中には、来街者にとって良いものも良くないものも混ざることになるでしょう。なお、これは歌舞伎町コンシェルジュ委員会としてですが、優良な資源となりうるコンテンツだからこそ、業界関係・投資側だけでなく警察とも情報共有しつつ、歌舞伎町の音楽シーンを盛り上げていきたいと考えています。

今風営法改正成立を受け、都条例の整備を行って、施行は1年後くらいになるようです。


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