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4月12日 新宿ゴールデン街で火災、6店舗4棟、約300平方メートルが焼失。 [その他]

送信者 Shinjuku,Kabukicho 2016
4月12日(火)午後1時23分に消防に第1報、場所は新宿ゴールデン街の北西角、まねき通りの突き当り右側の建物2階改装工事中の店舗付近より出火。その後、火は木造長屋造りの建物を一気に延焼、最終的には6店舗4棟、約300㎡を焼失、この火災で、60代の女性が煙を吸って軽いケガをしたとのことです。
新宿・四谷各消防署をはじめ約40台のポンプ車などが花園神社裏手~歌舞伎町区役所通りに出動して火災の消火にあたり、煙が風に流され立ち込める付近一帯は一時騒然としました。出火より4時間ほどたって鎮火。火元については調査中、失火(たばこの不始末など)や漏電、ガスもれ、あるいは付け火の可能性などもろもろありますが、いまのところ言及はできない状態です。



ゴールデン街の店舗関係者より1時半すぎに火災発生の連絡をうけて駆けつけたのが2時半すぎ、その頃はすでに黒煙が白い煙に変わり、延焼はだいぶ食い止められていました。

消防からの鎮火の発表はそれから約3時間後、木造建築の密集するゴールデン街なだけに、過去にも壁の中に火が残ってて再燃したケースもあるため、消防も念入りに調査をしていたため、また、火災の発生したまねき通り奥や隣接の花園八番街付近は停電、これは、建物上部に乱雑に張り巡らされた電線の一部が焼き焦げ、漏電による再出火を懸念して東京電力自ら電力の供給を停止したためと思われます。
とはいえ、延焼はゴールデン街の北西角の一角で食い止められ、その部分は規制線が張られて入れない状態でしたが、その他の多くの店舗は、20時すぎにはいつも通りネオンがともり、「心配で来ちゃいました」という多くの客で、むしろ普段以上に活気のあるゴールデン街の景色が戻っていました。なお、今週末、17日(日)に開催予定の「新宿・花園ゴールデン街 春の桜まつり」についてですが、開催が危ぶまれるものの、「こういうときだからこそ」と言う声も多いようで、中止もしくは開催について協議中とのこと。明後日、木曜までには正式なアナウンスがあると思います。


【参考資料】
過去、昭和60年以降の新宿ゴールデン街の火災記録(2016年4月12日の分を除く)
 
□2007年5月8日未明 G2通りに面した「FLAPPER」2Fから出火、延焼・けが人なし
DSC04357_web.jpg5月8日(火)深夜2時過ぎに新宿ゴールデン街で火災が発生。場所は新宿区歌舞伎町1-1-10、新宿ゴールデン街(G2通り)に面した「FLAPPER」の2Fから出火(消防入電2時10分)、その後新宿の各消防署(四谷・新宿・早稲田・牛込・大久保)から約15台の消防車が駆けつけ、2時20分過ぎには一応鎮火。木造であるため火の周りが早くあっと言う間に燃えたが、近隣店舗の自主消防措置も早く、焼失面積は約10㎡、延焼は概ね防ぐことが出来たようだ。また負傷者等もでなかった。「FLAPPER」では、この日2Fで油絵等の展示会が行われた後で、その打ち上げのため火災時には店には誰も居なかった。火災原因は不明だが、「油絵等の展示後の火の不始末ではないか」という話もあったが、現場検証に立ち会った消防の話によるとタバコの吸殻等は燃えていなかったことと、油絵等展示物を照らし出すクリップライトが床に落ちており、そこが最も燃焼度が高く、つまり点灯中のクリップライトが転落し破損、そこから出火したという可能性が最も高いと推察。
 
□2003年6月15日夜 「福力市座」より出火、負傷者1名
6月15日午後7時20分ごろ、新宿ゴールデン街のスナック「福力市座」から出火、同店舗が入居する木造モルタル造り2階建て約120㎡(6店舗、火元スナックは1F)が全焼。さらに隣接する3階建ての店舗兼住宅の2階部分38㎡が焼けた。この火事で火元スナックの男性店長(42)が右肩に軽い火傷を負った。消防出動は21台、出火から約2時間半後に鎮火。
※出火原因については、その後漏電に拠るものと断定されている。漏電は、基本的に大家(建物所有者、地権者)の責任のはずなのであるが、この建物について営業店舗は結局立ち退かされている。なお、出火したこの建物、2007年5月の火災現場の隣の棟。
 
□1998年12月12日午前 約90㎡焼失、けが人なし
12月12日午前10時45分ごろ、通称「新宿ゴールデン街」南西側の飲食店から出火、木造2階建ての同建物200㎡のうち90㎡が焼けた。人通りは無く、けが人・混乱はなかった。

□1994年10月3日朝 「〇羅治」「とまり木」焼ける、けが人なし
10月3日午前7時ごろ、通称「ゴールデン街」でスナック2軒が入居した木造2階建ての店舗から出火、延べ60㎡のうち1階の「〇羅治(わらじ)」10㎡と2F「とまり木」30㎡が焼けた。この棟は、1991年10月の放火による疑いで45㎡が焼けた火災現場と同じ建物。

□1992年5月6日朝 「海っ子」など焼ける、けが人なし
5月6日午前11時10分ごろ、新宿ゴールデン街にある「スナック海っ子」(橘万智子さん経営)2階付近から出火、木造モルタル2階建て店舗と両隣のスナックの一部の計約50㎡を焼いた。


□1991年10月5日朝 常泉花子さん方の元店舗「みち」焼ける、けが人なし。
放火の疑い
10月5日午前6時ごろ、通称ゴールデン街の長屋形式の飲食店1Fから出火、木造2階建同建物127㎡のうち、3店舗計45㎡を焼いた。建物の所有者は常泉花子さん(80)、7年前から休業中の1Fスナック「みち」より出火。同店と同じ1階のスナック「夕月」「〇羅治(わらじ)」、および2Fの「とまり木」もあわせ、計45㎡が焼けた。四谷署と四谷消防署で原因を調べているが、「みち」は7年前から営業はしておらず、2Fに住んでいた常泉さんも入院中で出火当時無人、同室内には火の気も無く、鍵も掛かっていたことから放火の可能性が高いと見られる。建物7部屋のうち、店舗が営業していたのは3部屋だった。

□1986年4月7日朝 7店舗が全半焼。地上げがらみの放火の疑い
4月7日午前4時55分ごろ、新宿ゴールデン街で火事があり、飲食店が入っている木造2階建ての建物2棟約160㎡のうち、約80㎡が燃え、スナックなど7店が全半焼した。この火事で全焼したのはスナック「たぐち」(田口寛一郎さん経営)とスナック「カルド」(稲垣ふみ子さん経営)、バー「K」(鈴木恵三さん経営)の3店。スナック「異邦人」、スナック「美香」など4店が半焼した。いずれも17㎡前後の店で、前日が日曜日とあって営業していた店はなかった。

 

こうしてみると、火災はたびたびあるものの、ゴールデン街の火災はほぼほぼ、死傷者・けが人が出にくい傾向がわかります。昭和レトロ=木造密集、ハードの防災面では脆弱と言わざるを得ない面もありますが、一方で、火が出ても、地域で消し止める、延焼を防ごうとする、街を守ろうとする防災意識は高いと言える気がします。ハード的に燃えない、強固な建物でも閉じ込められれば死人が出る。その点、木造低層建築は、燃えやすいけど、逃げやすい、消しやすい、そして復興しやすいという利点もあるのかもしれませんね。たびたび被災しながら、復旧を繰り返し、今も元気にあり続けるお店も多々、それを思うと、今回被災された皆さんも、今は大変だとは思いますが、必ず立ち上がれる気がします。

昨夜、火災あと、ネオンがともったゴールデン街に、「心配で来ちゃいました」と、いつも以上にお客さんがあふれてた景色を見て、この街は愛されてるなと実感しました。それこそが、この街のポテンシャル、「力」の源ですね。
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