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9月18日(日)新宿・熊野神社例大祭 ― 歌舞伎町睦・村神輿渡御より [祭]

旧角筈(昭和23年までの呼称、現在の西新宿から新宿駅周辺、歌舞伎町1丁目)13睦は、十二社の熊野神社の氏子で、毎年、秋のこの時季に例大祭を執り行います。例大祭には表の年と裏の年が2回、3年の周期で繰り返されており、表の年は熊野神社本社神輿渡御が行われます。本年は裏、というわけで、氏子衆13睦は各村ごとに村神輿渡御を執り行います。表の年の本社神輿は大きく荘厳な雰囲気で執り行われるのに対し、裏年にはある程度村ごとに自由度も高く、盛り上げのためのある種の企画が工夫され、今年の開催では、歌舞伎町と角筈東部、南部各睦の女神輿連合渡御といった"イベント"も行われました。

近年、歌舞伎町睦では、佐藤清氏から片桐真介氏へと渡御長交代をきっかけに世代の刷新や、とくに担ぎ手に若い人たち、はじめて"祭"に参加する人たちが増えてきたことで、例えば神輿の担ぎ方ひとつをとっても、やや心もとない面はあったりもするわけですが、それでも徐々にまとまりがでてきたかな・・というここ1~2年です。熊野神社の担ぎ方は『千鳥』、千鳥足と言ってもふらふら酔っ払い歩きをするというわけではなく、鉦(チャンチキ)のリズムにあわせて小刻みに足踏みし、ちょこちょこ摺り足で進む感じなのですが、なかなかこれが、慣れないと難しい。また、神輿の先棒・花棒は肩で担ぐのではなく、首の後ろをつけ、腰を突き出し脚をぴんと張って千鳥足で進むところも特徴でしょう。江戸前の「そいや そーれ」と違い、「おいさぁ ちょいさぁ」がこの担ぎ方の掛け声です。


さて、今年はじめて行った女神輿渡御、新宿東口ビックロ裏(双葉通り)に東部・南部・歌舞伎町の3睦が集結、神輿を各睦の女だけで上げてアルタ前まで連合渡御を行いました。歌舞伎町の女神輿渡御長は柴本亜理砂、セントラルロードのお好み焼き店「大阪屋」の女将が女神輿を仕切りました。

歌舞伎町睦は、弁財天の鎮座する歌舞伎町公園(弁天堂公園)に神酒所を設置、連合渡御を終えると歌舞伎町に戻り、町内を巡った後、弁天堂に19時ごろ宮入を行い、祭りを締めくくりました。

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昨今、新宿の祭りは、ある種のイベント的要素を含む開催に傾いてきています。これも観光地化が進む中、例えば今回でいえばホテル宿泊客(ホテルグレイスリー)の神輿体験なども加わり、雰囲気もより開かれた雰囲気になってきているので、今後ともより一層、とくに街場で働く人たちにはどんどん声かけをしていければと思います。一方で、祭りならではの伝統というのもあって、それは、本来『祭』は、五穀豊穣であったり繁栄を願う街の内向きな神事として行うものである、だから、神輿はそこに人がいようといまいと、町内のすべてを練り歩くわけです。また、日ごろ接点の少ない若い世代と年寄りが交流しやすい場でもある。とても"日本的"かもしれませんが、こういう場があって、若い世代が年寄りに頭を下げ、挨拶をする、そういうことがはじまりにあってこそ、世代は引き継がれ、まあまあうまく世の中は回っていくのかなと思います。

写真には写っていない、多くの方々の下支えあってこその祭りでもあります。そうした皆さまを筆頭に、また、神輿を担ぎに来てくれた方々、そしてそれを見守ってくれた町内の皆様、来街者の皆様に深く深く感謝を込めて。ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

記・撮: 寺谷 公一 (Kouichi Teratani)
撮: 中村 義昭 (Yoshiaki Nakamura) Daito Paulo Nakajima


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