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9月14日家守事業準備会開催 [KIHEI]

元禄11年、当時日本橋を起点とした甲州街道の最初の宿は高井戸、その距離16kmは最初の宿場まで遠すぎてあまりに不便ということで「()しい宿()場町」(=その意をこめて新宿と呼んだ)を開設に導いたのが浅草安部川町の喜兵衛。そして昭和20年代、歌舞伎劇場の誘致を目指し地主・借地人・住民等が一丸となって戦後の復興に取り組んだ時の町会長だった鈴木喜兵衛。この二人の「喜兵衛」にあやかって「KIHEIプロジェクト」(Kabuki-cho International Hotspot of Industries)とこれは仮称だが、歌舞伎町家守(ヤモリ)事業準備会が動き始めている。

家守(ヤモリ)という聞きなれない言葉、これは江戸の長屋話にでてくる大家さん、地主から長屋の管理を任された人をこう呼んだことに始まる。

さて、歌舞伎町で家守事業とはいったいどういうものなのか。ルネッサンス推進協議会などで課題になっているところの白看板対策の一環として、浄化作戦によって空き室となっているビル(歌舞伎町では3F以上、とくに中間階が多く空いている)に、ルネッサンスの街づくりビジョンにベクトルの合うテナントをさまざまな形で誘致していこうというものだ。メンバーは地元歌舞伎町振興組合から副理事長で組合の街づくり委員長の新村雅彦氏と杉本氏、そのほか歌舞伎町二丁目町会、新宿区、日本政策投資銀行、そして神田ですでに実績のある家守事業者が参加、歌舞伎町版「家守事業」についてのプレゼンテーションや実際の空き物件をめぐる視察などが行われた。

歌舞伎町ルネッサンス推進協議会で有識者から提言のあった白看板対策に特化したプロジェクトではあるが、今後の歌舞伎町地域の活性化や再開発といった街づくりについても連動しながら実際のビジネスモデルを提示、具体的なビジョンを提案していくことも考えているという。当面は二週に1回程度の会議を開催し情報を交換、方向性を確認しながら家守事業を進めていくことになっている。


11月7日 第4回KIHEIプロジェクト(家守事業準備会)の会議報告 [KIHEI]

新宿区役所第二庁舎において、16:00から第4回KIHEIプロジェクトの会議が行われたので、それについての報告。(KIHEIプロジェクトについての過去関連記事

歌舞伎町二丁目から会議に参加している田中氏・下村氏からはニューヨーク・ラスベガスの視察報告。

 

・タイムズスクエアBIDについて、固定資産税に上乗せした形での税金を交付しての資金策は今後の歌舞伎町におけるまちづくりになにかヒントにならないのか。

・タイムズスクエア周辺では、アダルト・ポルノショップはもはやほとんど見当たらない。非常に派手な一般企業・映画などの広告看板が街全体の景観をイメージアップさせ、そのほかのポルノ・アダルトショップがまったくといっていいほど目立たなくなっている。

・通りで見かけたホームレスの数は片手にも満たなかった。BIDがホームレスを雇い、街の警備員としてや掃除などの仕事に従事させることを進めている。アメリカはホームレスに対し寛大なイメージがあるが、とはいえホームレスでいることに寛大なわけではない。むしろ積極的に雇用支援やシェルターに誘導したりしているようだ。文化の違いも大きいが、BIDへの寄付の規模もかなり大きいというのもそういった運営を可能にしている一因。

・この広告看板における広告掲出料がBIDの資金になっているようだ。

・9.11以降、オフィス需要が街全体に広がったことでかえって地域のテナントの需給バランスを好転させた、という話もあった。

タイムズスクエアにおいての中心テナントは飲食、飲食についてのみいえば歌舞伎町の規模とそうかわらない。劇場が多く、これへの集客力はかなり差があるかもしれない。劇場とカフェが交互にあるような街並み。

全体的なポテンシャルは近いものがあるが、物理的・財源・人、それぞれにおいて差が大きい。とはいえ、ヒントは豊富だったという。

   

・ラスベガスの有名なフリーモントエクスペリエンスのライトアップにはかなりインパクトを受けたとのこと。ここは200万個の電球、200個以上のスピーカーが設置され随時ショーやパフォーマンスをみながら光と音の演出を楽しめるアーケード。こんなようなものを歌舞伎町に作りたい、というような話。

 

■KIHEIプロジェクトの本題についての会議報告

・プロジェクトの目標は、歌舞伎町の空き物件を減らし、エリア不動産価値を向上させ、これを維持していくシステムをつくること。まず、最初に歌舞伎町の具体的な将来像を提示すべきである。

これについては、まず第一に現状の歌舞伎町ルネッサンスの推進によるまちづくりの方向性、つまり大衆娯楽・文化の企画生産~消費の街というのが示されているが、これをもっと具体的なものにおとしこんでいく。

ここで、性風俗についてどうかんがえていくべきかという話が盛んにでた。一時的な高収益・高家賃物件にはなるが、あくまで延命措置にすぎない、長期的にみれば他の選択肢を阻害し、地域の資産価値を押し下げるのではという意見が中心。風俗についてのゾーイング的な発想はできないのか、という意見も出たがこれは現行法上および行政に強制力がないため不可。とはいえ、そういった要望もあるのは事実。現状できる部分、たとえば路面看板やケバケバしい看板などにたいする規制、取り締まりはやっていくべき。

・歌舞伎町は、さらに細分化したエリアにわけられ、各地域ごとに特色を持つ。(例:ホテルゾーン、飲食・エンタメゾーン、バーエリアなど)個々のエリアについてそれぞれのビジョンを考え提示、それぞれのエリアごとにコンセプトを与えてゾーイングしていく。

 現状、歌舞伎町では物販が非常に弱い。ドンキホーテ(商法についていい悪いはともかく)のような物販へのアプローチ、3番通りのブティック(韓国系ブランドとしては一流で一着30万からのイブニングドレスを扱う)などのようなアンテナショップ的なものへのアプローチは可能なのかどうか。たとえば、1階路面店を物販のみに開放するといった政策の実施、そしてアジアの一流ブランドの誘致をしてみてはどうか、といった意見があった。

この場合、歌舞伎町のイメージ・ブランド力からいって1件ごとでは誘致になかなか応じないだろう。だが、ある程度の件数、または通り「や区画ごとの誘致である程度の件数をそろえての誘致なら可能なのではないか。

・容積移転を考えてはどうか。歌舞伎町は、容積率が大きいにもかかわらず使い切っていない建物が非常に多い。そのため一般に言う容積率割り増しによる建替え促進は効果がないかもしれないが、各ビルにあまった容積率を売買できるようにしてそれらを集積し核になる施設やエリアをつくっていこうという発想。新しいテナントを誘致するのはなによりもニーズにこたえうる空間が必要。

・新しい不動産賃貸の仕組みづくりの必要性、これは主に家守が賃貸・リーシングについてどう関与していけばいいかという課題。とくに保証金の軽減、賃貸保証システム、空き物件情報の提供など、ということではあるが・・

・・(個人的な意見ではあるが、以前も書いたように歌舞伎町のリース・賃貸にかかわる部分はまた貸しまた貸しと裏の部分が多く、また同時にこの街のエセ不動産屋が介在してサヤをぬいたり暴力団の小間使いであったりといった現状がある。これらを排除するためにも、ここで官民協働の不動産業務をあつかうオフィシャルな組織をつくっておく必要性を感じる。ここだけは違法な賃上げ、また貸し、暴力団インフラときりはなされているような状況をつくっておくべき。)

・歌舞伎町の現在の街の原型が昭和25年の産業文化博覧会にある、このときにできた架設建築物を改築などして当時の映画館やスケート場ができた。これを、ふまえやや同じ手法として、実際に歌舞伎町ビジネス博覧会をやってみてはどうか。

たとえば、歌舞伎町全域から100箇所の空きテナントをそろえ、3ヶ月間をまとめて借りる(条件は未定、たとえば無償もふくめて)。これを歌舞伎町でビジネスを起こしたい人・企業に解放し、実際に使ってもらう。誘致のジャンルについてはあくまで歌舞伎町ルネッサンスのまちづくりにのっとったもの。

この間の3ヶ月を歌舞伎町ビジネス開放イベントとし、同時オープンし、期間中共同プロモーションとイベント開催、地域が一体となって盛り上げる。

3ヵ月後、無償契約は終わり、以降街でビジネスを続ける意向があればあらたにテナント契約をおこなう。期間中に使った無償店舗はそのまま再利用もする。継続してビジネスを続ける場合の資金調達・税制優遇・融資などの相談にも応じる。

仮に100の人・企業を誘致した場合、いくつが継続して歌舞伎町でビジネスをつづけるか、このイベントを柱に実施計画を煮詰め、骨子がまとまり次第キックオフ、ではどうか?

 

以上が会議における報告。今後いかに迅速にこれらを実行していけるのか、また実行予算と資金調達方法をどうするのか、これらが今後の課題と思われる。

 

KIHEIプロジェクト(歌舞伎町版家守事業)に関する問い合わせ先は下記まで

新宿区都市計画部地区計画課 03-5273-3549 (担当:折戸、内藤)

 

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たまたま通りかかっただけなんですが、新宿区役所の1Fで菊花展が開催されていました。新宿区民菊花展ということで7日から11日までだそうです。近くに行った方はついでに寄ってみてはいかが~^^

 


11月21日 第5回歌舞伎町KIHEIプロジェクト(家守事業準備会)会議より [KIHEI]

 

歌舞伎町ルネッサンスにおける浄化作戦によって空きテナントが増加し、ここに歌舞伎町ルネッサンスのビジョンをもってテナントを誘致していこうという、KIHEIプロジェクトの会議が11月21日、新宿区役所の会議室で行われた。

今回の会議には歌舞伎町地域活性化プロジェクト座長の片桐基次氏や歌舞伎町商店街振興組合事務局長の城克氏、またオクトーバーフェストを運営・実行の中心になった博報堂の工藤氏も参加した。定例の参加は座長の新宿区企画政策部副参事香西氏と都市計画部折戸氏、ほか日本政策投資銀行、アフタヌーンソサエティ、歌舞伎町商店街振興組合副理事長の新村氏、二丁目からは風林会館の林氏、二丁目町会の総務部長の田中氏、スペーストラストの藤田氏など。

会議では日本政策投資銀行首都圏企画室の大西氏より、前回会議でも話で出たニューヨーク・タイムズスクエアの視察をビデオ上映しながらタイムズ・スクエアBIDのシステムを説明、歌舞伎町のまちづくりにおいてどういう実効性のあるプランをたてていくかが今の課題であり、会議に先立ち、今後の展開についてたたき台となりうる企画書が2・3でており、それぞれについても討議を行った。

KIHEIプロジェクトとしては、まず第一に歌舞伎町ルネッサンスのまちづくりのビジョンに理解を示し、一緒にやっていけるビルオーナーを集めていく。

空きテナントの実態、現況調査をしつつ、ある程度の数がそろってきた時点で各エリアとか通りごとに誘致するテナントの業種などの目標を定めセールスに動く。(たとえば一番街通りには芸能人ショップや物販関係をとか、3番通りにはブティック、区役所通りはジャズで活性化とかそういったアイディア、実質的にはこれからもまねばならない)

エリアごと、または通りごとにアイディアや空きテナントが固まったところから先行してプロジェクトをすすめていくことになる。

折をみて、プロジェクトのお披露目(キックオフパーティなど、あるいはイベント)を行う。この際には、誘致目標の企業を招いたり、店舗経営のプロデューサーや業界誌などを招いて発信をしていく必要があると思われる。

イベントの大きさは、当初の賛同ビルオーナーや賛同企業などの状況によって決まってくるだろうが、空き物件をたとえば100から集めて同時誘致・同時オープンまでもっていけるような状況になればたとえば歌舞伎町EXPO的な大きなイベントになる可能性もある。

誘致目標、各エリア・通りごとのビジョンを固めていく一方、空き物件がばらばらにある歌舞伎町内におけるコアとなる場所を決めていく必要がある。たとえばシネシティ広場など。ここでは365日オープンカフェであるとかイベント広場としての機能である以外に、歌舞伎町全体にちらばる誘致テナントへの案内所の役割、いわば観光案内所として、また事業を行うことでこのプロジェクトを財源的に支える方向を考えている。

財源について、これは一朝一夕にはいかないが運営組織の立ち上げ(TMO)と、そこにいくつかの事業をたちあげさせることを考えている。いまのところでているアイディアを書くと以下がその例。

①広告条例によって歌舞伎町エリアを特区化し、広告看板類は一切TMOの監督とする。広告収入から一定の収益をTMOに還元。また、広告看板に対するマネジメント、規制もあわせて行う。たとえば、「デザインしたうえであるレベル以上ハデにしなくてはいけない」(性風俗などは宣伝・求人などの広告看板は出せない)、「サラ金などの広告に規制をかける」など。LEDやフラッグもこれに含まれる。

②固定資産税のありかたについて働きかけ(たとえばビルをコンバーションしてデザイナーズマンションにした場合免除、テナントが性風俗関係などの場合は激高といったようにテナントの使用状況によって固定資産税が上下する。その上で、固定資産税に数パーセント上乗せし、上乗せしたものを歌舞伎町TMOに交付しまちづくり資金とする。

③新宿区が現在発注している地域清掃・警備・自転車撤去を仕事にTMOが指定業者として入札、事業化。ホームレスなどの雇用対策もここで検討。

④町会や各商店街振興組合からの資金提供。同時に歌舞伎町を指定地域にして今現在町会費をはらっていないテナント・ビルオーナーから徴収できるシステムを作る。払わない場合は何かしらTMOのサービスを受けられないシステム。

⑤地域貨幣の導入(コンビニやWEBで販売)

⑥パブリックスペースの有効活用とマネジメント(区道・シネシティ広場など、有料で場所を提供、もちろん誘致イベントというのは無償となるだろうが)

⑦家守ファンド、不動産ファンドの活用、不動産業(空きテナントへの誘致に対する成功報酬から、そのほか大小の再開発に絡む)

⑧フィルムコミッションと映画ファンド設立

⑨そのほか各種協賛など

組織力・人材を必要とはするだろうが、こういったアイディアの中で可能なものから先行して実行していく。やや違った切り口からも実現性を見据えた動きをしていく。

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定例の会議の後、宅建協会新宿支部への「家守事業」に関するプレゼンテーションが行われた。写真は、KIHEIプロジェクトにコーディネーターとして参加しているアフタヌーン・ソサエティの清水氏。

この席上では、同時に警視庁新宿警察署と新宿消防署から来年度の条例改正の説明も行われた。警視庁としては、先だっての風営法改正にともないビルオーナーに関する一部条例を改正する方向である。

ぼったくり条例改正について(警視庁)

違法性風俗営業の店舗・受付所(デリヘルの受付所である無料案内所を含む)について歌舞伎町を指定地域としビルオーナーに場所提供に対する中止義務を課す。また契約書に特約として違法性風俗などの条例や法令違反があった場合契約解除をする旨を明記することを努力義務とし、契約解除を行わない場合勧告、公表、命令、それでも従わなければ罰則という手続きとなる。現在と議会審議中で来年4月を目途に施行。

風営法改正、東京都の無料案内所規制条例、そしてこのビルオーナーに義務を課したぼったくり条例が施行、確実に機能すれば歌舞伎町からいまある無料案内所はなくなるだろう。デリヘルの受付所が排除されれば実質プレイルームであるレンタルルームも機能しなくなり経営できなくなる、というストーリーか。

火災予防条例の一部改正について(東京消防庁・すでに10月に公布済み)

テナント変更やリニューアル工事の着手前に消防が建物の安全をチャックし、届出違反に対しては罰則を課す。また防火安全の向上に民間の力を活かす。具体的には防火安全技術者を育成する講習制度を創設。

前者の部分、つまり用途変更や賃貸契約の変動があった場合すみやかに消防に届出をしないと罰せられるということ。また貸しや違法風俗のころがしなんかはここで実態把握となるでしょう。違反があれば直罰となります。ここまではいい。しかし後者の部分は、おそらくこの条例変更を実施するにあたって現在の消防庁の人数ではまかないきれないということの裏返しかな。。現状把握だけでもかなりの労力・マンパワーが必要なだけにやや民間を活用できるようにしておこうということかもしれない。・・・・・が、民間の一級建築士の良心に拠ってきた耐震強度のデーターが改竄され信用性が失墜したいま、この案はどうなんでしょうか。正直心配。

ともに説明からの解釈ですが、実際のところ「運用についての説明はこれから」だそうで、そこらへんがどうなるのかは今後追っていかないととは思っています。参加者はおそらくほとんどが不動産屋さんかな、「たとえ違法風俗だとわかったとしても、契約解除はしにくい。契約書にいくら書いてあるといってもいいにくい。」とか「不動産業者に罰則はあるのか?」など後ろ向きの発言が目立った。

「条例で施行されたんだから契約書に盛り込みます」とか「法令・条例違反が明らかになったら強制的に撤去」とかシンプルにいえない何かが歌舞伎町界隈の不動産業者の多くにはあるようで。

会議で一番後ろに座って聞いていたのですが、隣のほうから「歌舞伎町ルネッサンスなんて、、。」とか「うちら不動産屋は大ジョブなんでしょ?別に違法風俗だと知らずに仲介したっていえば罰則はないよね?」とかいってる方がいたり。まぁ言いたいことはわかるが、これだけ法改正・条例改正とつづいているだけに目に見える実効性で歌舞伎町ルネッサンスの意志を示していかないとならないシーンがこれから続くのでしょうね。たとえば歌舞伎町一番街中央にある青い巨大なレンタルルームや元かに道楽前、さくら通りのふぐやの上とかは誰もが知るデリヘルプレイルームとして堂々とあるわけで、、、^^;来年4月あたり以降は違法になるのと、違法風俗を入れてるビルオーナーにも直罰となればレンタルルームオーナーはどうでるか。

あともうひとつ、吉原を除く禁止区域内に既得権で残ってる性風俗店舗(ハコアリのソープ・ヘルス)について。これらが仮に客引き・未成年・本番行為とか風営法の定める広告規制や看板規制その他の条例・法令違反を行った場合、今までは営業停止ですんだのでしょうが、今後はビルオーナー責任が問われるとすれば、場所提供中止義務が発生して契約解除勧告となると解釈できます。既得権店舗は、契約解除となれば出ざるおえないわけで、結果既得権を失う。既得権は売買とか譲渡はできない(裏では会社売買やまた貸しがあるが)不動産契約が失われる以上もう二度と出店できません。という解釈は正しいのかな、解釈次第では「違法な性的サービスを行う店」(たとえばすくなくともすべてのソープランドとか)もやる気になれば排除できるとなりますが、どうなんでしょう。今度聞いてきます。

いずれにせよ、改正風営法につづいてぼったくり条例に無料案内所規制条例が本格施行されれば、歌舞伎町のさくら通りと一番街通りの1階路面店やそれこそレンタルルームに使ってた場所が丸ごと空き室としてごそっとでることでしょう。向こう側の方たちも、他業種にコンバーションすることを考えるでしょうが、そこにまた貸しだのがあるとビルオーナーに対するぼったくり条例や消防法によって裏に隠れてた部分があぶりだされてくるはずです。ビルオーナーも知らなかったじゃすまされないことに感づいてきてるようですし、「もう歌舞伎町じゃこの手のシゴトはやってけない」ってことがわかってくれば空き室は増大する。

そこで家守事業の重要性が増し、KIHEIプロジェクトが機能する。ハズ^^

関連記事;

11月19日、警視庁 無料風俗案内所規制条例を都議会に提出へ

11月7日 第4回KIHEIプロジェクト(家守事業準備会)の会議報告

これにともない、11月22日(火)新宿区歌舞伎町(1・2丁目)地区が、内閣府より第9回構造改革特区計画、第2回地域再生計画に認定された。

新宿区(区長:中山弘子)は、第9回構造改革特区計画、第2回地域再生計画に申請していたが、本日内閣府から認定された。認定された区域は新宿区歌舞伎町一丁目及び二丁目で、計画の名称は持続的な街の再生・活性化に向けた「歌舞伎町ルネッサンス」計画

歌舞伎町が持つ「負のイメージ」からの脱却と安全・安心なまちづくりのために申請した。計画は、歌舞伎町区域において健全で魅力あふれるまちづくりを進めるために、空室をSOHO用途等にコンバージョンし、地域の文化や産業等に即したテナントを誘致・育成するとともに、地域全体を活性化する歌舞伎町版「家守(やもり)事業」を実施するもの。

違法風俗店の取締りなど犯罪インフラの除去と環境浄化対策等によって増加した空室・空ビルを「新宿区の大衆文化の企画、製作、消費の拠点」としてふさわしい用途へと転換を図り、地域の経済の担い手を誘致・育成、地域経済の活性化を目指す。今回の認定により日本政策投資銀行の低利融資が適用されるが、これを空きビル・空室のリフォームに要する費用への支援措置として利用して、家守プロジェクトを支援していく。区では今回の地域再生計画を、1月下旬に予定されている第3回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会に報告。家守事業の実施に向けて準備を進める。

この家守事業の準備組織がKIHEIプロジェクトである。

問合せ:繁華街美化対策等担当副参事 5273-3604

日本政策投資銀行における地域支援の取り組み

日本政策投資銀行 SOHOコンバージョン家守事業支援の仕組み

 


12月5日 第6回 KIHEIプロジェクト 会議より [KIHEI]

歌舞伎町のまちづくりにおける、浄化作戦等によって増加した(または今後も増加するであろう)空きテナント対策の事業として、今後大衆文化の企画・製作・消費の街へと白看板を塗り替えていこうというKIHEIプロジェクトの定例会議が12月5日 新宿区役所第二庁舎内の会議室にて行われた。

今回の議題は、大型物件を活用し、今まで歌舞伎町になかった新しい人、新しい客、新しい産業を呼び込む拠点化の議論。

ざっと並べてみると、

①風林会館プロジェクト:

歌舞伎町のある意味ヘソといえる花道通りと区役所通りの交差点にある風林会館。現在1Fに喫茶レストランのパリジェンヌ、トーホーカメラ、テンドラッグ、上階にはビリヤード・カラオケおよびロータリークラブ(クラブ)などがある。

以前はいわゆるキャバレーが入っていたフロア(5F 240坪)のテナントが空いており、オーナーの林氏がプロジェクトに理解を示しているので、ここを活用して新しい歌舞伎町を創出する拠点に活用が可能。

近いうちにKIHEIプロジェクトのキックオフイベント(今後の歌舞伎町空きテナントに関するプレゼンテーションとして)の会場に活用する予定。

②一番街プロジェクト:

歌舞伎町劇場通り一番街、シネシティ広場に続く主要な導線であり、老舗の飲食店街であると同時に違法・脱法の無料案内所・風俗テナントがいくつかのビルに集積しているエリア。

2001年9月1日、44人の死者を出したビル火災を起こした明星56ビルはこの通り中央にある。(現在でも保証等について係争中で被害者の会側によって土地他建物は実質塩漬けらしい)また無許可ヘルスや風俗案内所などが集積したペンシルビルが何本かと、先日11月23日に風営法違反により摘発された森下グループの1拠点であった上高地ビル(現在賃料を下げてテナント募集などの動きあり、上高地ビルなどプレイルームを摘発された関係からか漫画喫茶の個室をサービスルームに使ってるデリヘルが最近増加傾向)などがある。今後も含め、空き室増加やコンバージョン、あるいは売り物(オーナー入れ替え)などもありうるエリア。一番街というゾーンごとのまちづくりプランを企画し、エリアごとのプロデュースが可能なのかどうか。各ビルオーナーなどとチャンネルを空けてヒアリングをしていく。現況としては、坪2万~くらいの賃料相場であるが、1F路面店は坪5~10万くらい。

ただ、実際はビルオーナー側から依頼がないとなかなか動けないという実態ある。

そのほか、大久保公園の暫定利用、1・2丁目のクラブ・バービルの虫食い状態の空きテナント、再開発エリア(シネシティ広場と周辺劇場街内の空きテナント)など(現在閉鎖中)についても検討すべき材料ではあるが、今回の会議では議題にでなかった。

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いくつかのエリア、または具体的な空きビル等を活用しての議論を集中的にやっていこうという流れではあるが、なかなか目に見える施策が打てないでいる。明日、総理官邸に中山新宿区長がいかれるようだし、いわば実際行政側がくくった枠内でのこうした会議は、実態が(たとえば行政内部の)スケジュール通り進まなくとも報告などの材料としてある意味で必要なのは理解できるが。

個人的なものだが、一方で当事者(街のビルオーナーやテナント)にとってはどうなのか、まぁ、歌舞伎町のエリア活性化および24時間眠らない街への民間ベースのチームというのを考え、行政に束縛されないもう少し実体にあった組織改造も必要かもしれない。

 


12月12日 歌舞伎町一番街拠点化プロジェクト(KIHEIプロジェクト)第一回会合より [KIHEI]

12月12日、歌舞伎町商店街振興組合の副理事長でKIHEIプロジェクトの委員でもある新村氏(とんかつにいむら会長)の呼びかけで、KIHEIプロジェクトで議論されている一番街拠点化プロジェクトについての説明およびヒアリングが14時からとんかつにいむら3Fにて行われた。

参加者は、歌舞伎町商店街振興組合関係の各ビルオーナー数名と一番街の町会長の新井氏、新宿区からは歌舞伎町対策本部長の香西氏、KIHEIプロジェクトのコーディネーター役であるアフタヌーンソサエティのスタッフなど。

歌舞伎町では、歌舞伎町ルネッサンスの活動で違法風俗・カジノ店や暴力団関係事務所の排除によって増加している空きテナント(白看板)対策が急務になっている。新宿区としては、このまま白看板が増加すると経済活動が減衰し、耐え切れないビルオーナーが再び違法風俗店などをテナントに迎え入れてしまうという悪循環を起こさないためにこの白看板対策に特化したKIHEIプロジェクトを推進しているわけであるが、個々のビルオーナーに対する説明がなかなか行き届かない。また、一番街通りは先日の風営法違反による摘発がおこなわれた上高地ビルや火災で44人の死者をだした明星56ビルなど問題物件も多く、この地域のコンセンサスを取っていくことが重要と考え今回の会議を行うにいたった。

会議では、KIHEIプロジェクトによる白看板対策のあらましについての説明をアフタヌーンソサエティのスタッフから説明がおこなわれ、その後ヒアリングとディスカッションへと進行。KIHEIプロジェクトでは実勢賃料をベースにまちづくりのビジョンにあったテナントを誘致していくための地域の合意形成が重要であるということを強調した。ここで、ポイントなのは「では、いったい一番街通りについてどういったビジョンをもって進めていくべきなのか?」ということだ。

一番街通りには、老舗の飲食店などが立ち並ぶなか、無料案内所の看板がならび、2階より上には違法・脱法風俗店のテナントが多い。また、不在オーナーや転貸テナントも数多く、不動産やからの情報では一番街については募集空き物件はほとんどないという。今回集まったビルオーナーの建物にもほとんど空きテナントはない。

では、なぜ白看板が多いのか?

ビルオーナーが不動産屋に賃貸し、不動産屋がまた貸し~末端の違法風俗店の契約、といった形態が多いという。したがって、白看板になっていても実質家賃収入はビルオーナーに払われている、つまり完全な空き室ではないという状況が多い。

←問題物件の一つ、上高地ビル。

次に、このエリアにおける問題物件(NKビル、明星56ビル、上高地ビル、安田ビルなど)の各ビルオーナーに対するアプローチが弱い、明星56ビルはいまだ係争中で塩漬け状態でどうにもならない、といった現状。この問題物件に空きテナントが集中しているようなのだが、状況把握が難しいという状況。今後、町会や近隣つながりなどを経由して各ビルオーナーに対するアプローチをしていくことになるだろう。KIHEIプロジェクトでは今後のまちづくりのビジョンに対して志を共有し、一緒に進んでいけるビルオーナーを増やしていきたいということである。

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個人的な意見であるが、一番街を目に見えて変化させていくために最も効果的な方法は、火災で44名の死者を出した明星56ビル、そして森下グループの拠点であった上高地ビルをなんとかして再開発することである。そして、1階路面店にはいっている無料案内所(脱法風俗の受付所となっている)を排除し、路面店からイメージをかえていくことである。

これができれば一気に街の景色はかわるはずなのだが。。。。

いろんな状況がこれから起きる可能性があり、それぞれ対応できるように新宿区や日本政策投資銀行に提案をいろいろしているのだが、なかなか腰が重い。ここがポイントなんだがなぁ。

現在一番街に建設中のある新築ビルは、元暴力団関係のもので、競売にかけられオーナーがかわりやっと新築されることになった。こんなような物件が歌舞伎町には非常に多く、今後も一筋縄ではいかないというのはわかっているが、機会と可能性を活かしていかないことにはどうやっても前には進まないことを関係者はもっと認識すべき。

「まちづくり」は行政主導でやるべきじゃない。」という意見はもっともだと思う。だが、時として「区が言うから」とか「警察が言うから」という条件が付かないと地域がまとまらないというのも事実である。ここは、難しいところではあるが、歌舞伎町の各町会、組合はそこまで疲弊しているということも理解してもらいたい。また、来年度の歌舞伎町ルネッサンスに関する予算と入札に関する情報が流れているが、これはこれで自分も一関係者として監視はしていきます。実際、先だって「調査費があったはずだが、全然実体にあった調査をしていないじゃないか!」と区に食って掛かったら区の職員が黙ってしまったということがあった。とはいえ、行政が予算(たいした予算ではないが^^;)をもってかかわるためには「彼らのルール」でのアリバイ作りも時には必要なのは理解せざるおえないのだが。。

話はかわるが、かつて戦後の歌舞伎町のまちづくりに活躍した鈴木喜兵衛さんのひ孫にあたる杉山文野君(早稲田大学4年)と同席する機会があった。杉山君はフェンシングの元日本代表で、また来年作家デビューすることになっている。自叙伝的なエッセーを出版することになっているそうだ。「ウチの曾祖父の名前が会議で連呼されてる・・」と苦笑いしていた。


12月26日 臨時KIHEIプロジェクト会議報告 clubFR拠点化計画と劇場通り一番街について [KIHEI]

12月26日、歌舞伎町二丁目の風林会館(総合レジャービル・林氏所有)においてKIHEIプロジェクトの臨時会議が開催された。これが2005年最後の会議だなぁと思いながら出席。

 風林会館1Fパリジェンヌでの会議風景。かつて、窓際に座るときは「流れ弾に注意」なんて言うくらいのある意味歌舞伎町の暴力団関係者が集まるシンボル的喫茶であったが、林氏などの努力で暴力団関係者の出入りを禁止・排除、イメージを一新させた。とはいえ、少数であるが若干見た目コワオモテの方もいたが。確かに見た目だけじゃ排除できないもんね。。。自分も見た目なら^^;ドキッ。

会議出席メンバーは、新宿区役所歌舞伎町対策本部長の香西氏(座長)、コーディネーターのアフタヌーンソサエティから清水氏・橘氏・西願氏、日本政策投資銀行大西氏、歌舞伎町商店街振興組合から新村氏・杉本氏・事務局長の城氏、二丁目町会から下村区議、および風林会館の林氏、スペーストラストの藤田氏、㈱都市みらい総合計画研究所の土井氏など。

会議では、まず2006年1月13日に予定されているKIHEIプロジェクトのプレゼンテーションイベントに関する打ち合わせから始まった。歌舞伎町における白看板対策としてアフタヌーンソサエティ主導による風林会館拠点化計画を中心とした空きテナント有効活用に関するプレゼンテーションを広く歌舞伎町に関心のある方々・ビルオーナー・組合町会関係者などに対してプレゼンテーションを行うイベントで、歌舞伎町に関心のある方々ならどなたでも参加可能。

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かつて栄華を誇った歌舞伎町最後のグランドキャバレー跡で、今新たな歴史が始まろうとしている。せり出し舞台、花道、ミラーボール、ベロア調ソファ完備の240坪無柱空間。正当派グランドキャバレーと呼ぶにふさわしいこの空間が、歌舞伎町の次世代カルチャーを発信する舞台に生まれ変わる。そんなプロジェクトが、今密かに進行中。

■歌舞伎町の新たな歴史が、その夜始まる!

club FR project presents「歌舞伎町・大新年会2006」

2006年1月13日金曜日、夜。歌舞伎町の名所「風林会館」において、新たな歴史の始まりを祝う新年会が開催

■日時:2006年1月13日(金)19:00~23:00

※20時より、club FR projectの簡単な説明を行います

■会場:歌舞伎町・風林会館5F(新宿区歌舞伎町2-23-1) ※地図アドレス

■会費:1000円(1ドリンク付き、2杯目からは1杯500円)

■幹事:問い合わせは原則としてメールのみお受けいたします。

club FR project 暫定事務局 (株)アフタヌーンソサエティ 橘 tachi@as-tokyo.com

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現在風林会館は、地下に小規模なテナントが入っている他1階にテンドラッグ(薬局)が入っている。そのほか喫茶パリジェンヌ、ライカショップのトーホー・カメラ、カラオケのエスペランサは自社経営、4・5Fは空きテナント、6Fはキャバレーのロータリークラブ(ここはもともと5Fにあったニュージャパンの流れで一種の自主再生、風林会館との協働経営)。風林会館ができた当初は5・6Fの2フロアぶち抜きの大型キャバレーで売上も最盛期は500万/日近くあったという。現在賃貸募集するとすれば坪1.7万から2.2万くらいといわれる大箱だが、この5FをKIHEIプロジェクトにおける再生事業のモデルケースに使おうという計画。12月22日にはこの場所を使って歌舞伎町ライブミュージックプロムナードというイベントを行い、それなりに盛況ではあった。1月13日のプレゼンテーションイベントでは、この風林会館5Fの集団内覧会もかねてkIHEIプロジェクトの白看板対策取り組みの説明を行う他、18時からは希望者とともに歌舞伎町の一部空きテナントの物件ツアーも計画されている。

 会議メンバーによる風林会館5Fの視察。

歌舞伎町劇場通り一番街について

そのほか、会議では一丁目一番街についても話合われたが、ここは問題物件(火災で焼けた明星56ビル、森下グループの上高地ビル、違法風俗やレンタルルーム、案内所が入居したままのNKビルなどのペンシルビル)が多くどこからどう手を付けていけばいいのか方向性はまだ固まっていない。たとえば一番街の通りそのものを交通遮断して歩行者天国化、路上イベントなどを行い、違法風俗・無料案内所のいずらい環境を作り排除を進めていく、という意見がでているが、具体的運営主体や資金面、その他の調達案件にまだハードルはありそう。

    

一番街にある無料案内所や違法・脱法性風俗店のあるペンシルビル、なかには上階や近接にレンタルルームを併設している場合もある。案内所をコアに、あるいはテレクラを媒体にして近接レンタルルームと連動しての脱法型の無店舗型デリバリーヘルスは今後法的にも排除されるだろう。

   左のあつみビルの無料案内所は閉鎖されたが看板はまだ出たままだ。違法店舗や無料案内所を排除しても、看板が残って地域の美観に悪影響を残している。これをどうするのか、今後の課題。右の安田ビルは1Fにカフェを自社でやっているのだが空中階(以前は違法性風俗店が入っていた)は白看板になっている。

  

左は11月23日に風営法違反で摘発された森下グループの拠点に使われていた上高地ビル。現在閉鎖になっているが、グループ不動産屋のテナントが残っている。右は2001年9月1日に44人の死者を出した火災を起こした明星56ビル、ネットがかけられているがほぼ当時のまま放置。係争中とはいえ手を付けられないというのは地域の美観上問題。行政的にどうにかできないのか?

とくに一番街は劇場街の導線であるにもかかわらず、こういった問題物件が多い。また、いまだに違法・脱法のテナントを誘致する不動産業者やブローカーが介在しているということと、なかには白看板を装ってのレンタルルーム(デリヘルのプレイルーム)に使用していると思われるところもあり問題は根深い(空きテナントであるはずなのに人の出入りがけっこうあるビルもある、一見空いているように見えるが賃貸募集ナシ、また貸しで家賃が入っている場合もある)。これらが直営・周辺者経営・みかじめなど暴力団のインフラになっていることは大きな問題だし、たとえば無料案内所に掲示されている広告看板一枚に付き3万円を組に上納なんて話も聞く。暴力団のインフラ排除のためにも、ビルオーナーに対する罰則規定の強化(ぼったくり防止条例の施行は来年4月ごろの予定、関連記事)のみならず、違法な事業やまた貸し、用途変更を禁止することを賃貸契約書に明記し、違反した場合はテナントの強制排除、仲介する不動産業者そのものに対する罰則強化、違法店舗仲介業者は公表、宅建免許停止などの措置も必要。そういった立法も視野に置くべきではないか。違法・脱法的な店舗や業者を地域から一掃すればさらに空きテナントは増えるが、とくに一番街のような人通りも多く商売上好条件と思われる地域は新たなまっとうな業種の誘致は難しい。

                 

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12月22日、これまで東宝プラザ劇場などで公開されているピーター・ジャクソン監督のキングコングに変わってシネシティ広場に、1月14日から新宿トーアなどで公開される予定の映画「ガッツ伝説 愛しのピット・ブル」の宣伝看板が設置された。

 

1月14日の公開初日には新宿トーアにて舞台挨拶が行われる他、シネシティ広場でも監督の野伏翔氏やガッツ石松氏などを迎えて、映画ラストシーンを飾る和太鼓の屋外演舞が13時から行われる予定だとか。そういや、シアターアプルで公演予定の「新宿 和っしょい」(2月9日から11日まで)の屋外演舞も1月29日15時からシネシティ広場で予定されている。新年早々シネシティ広場は和太鼓演舞でにぎわうということで、一番寒い時期だが太鼓演舞が寒さを弾き飛ばしてくれる、かな^^


1月13日 club FR (KIHEIプロジェクト 風林会館拠点化計画) キックオフ・パーティより [KIHEI]

歌舞伎町の新たな歴史が、その夜はじまろうとしている。

と銘うって行われた、Club FR (KIHEI プロジェクト 風林会館拠点化計画)のキックオフパーティが1月13日19時から行われた。会場となった風林会館5Fは、かつて大箱のグランドキャバレー(ニュージャパンという店でロシア人のホステスとかがいた、当時最盛期は5・6Fの2フロアを使っていた時期もあったとか)のあとで240坪、この大箱空き物件をベースにKIHEIプロジェクトの拠点化計画をすすめていこうということのプレゼンテーション、いわば公開内覧会のような形で行われたイベント。

:告知記事

会場後、受付は人手ごった返していた。普段受け付けなれしてない新宿区職員もお手伝いに参加。

 歌手ではありません、中山弘子新宿区長です。ルネッサンスを推進する区長がかつてのグランドキャバレーのステージにマイクを持って上がるという図^^。一曲歌ってくれた、わけじゃありませんが、来場者にご挨拶。「歌舞伎町には演劇をやったり、お笑いをやったり、歌を歌ったり、そういう風に使える場所が一杯あるんですよ。そういうところを是非活用してもらって、また今やってる歌舞伎町ルネッサンスを応援してください」(中山区長)

このイベントのメインは騒ぐことでなくて、KIHEI プロジェクトのプレゼンテーションです。新たに変わろうとしている歌舞伎町に関心を向けてもらおうとアフタヌーンソサエティの清水さんがプレゼン、歌舞伎町ルネッサンスのまちづくりにあう事業を展開、または出店の際に、日本政策投資銀行の低利融資が受けられることも可能。↓

 

↓パーティならではの写真だなぁ、左端から片桐氏(活性化プロ、よくしよう委員会座長)、ホストクラブのSmappa!の代表で、また夜のボランティア清掃をしたりしてる夜鳥の界の手塚氏、うちのblogにもときどきコメントくれてる杉山フミノ君(鈴木喜兵衛氏のひ孫で今月末かな来月かな、に「ダブルハッピネス」で作家デビュー)、右端は内閣官房都市再生本部の佐藤氏。

イベントの出し物としては、本場高知から来てくれたよさこい演舞、そのほかVJによクラブ風演出によるものなど。彼ら、6月にシアターアプルでステージやることになっています。詳細はいずれ紹介します。下右写真は今回のイベント幹事として、また進行役の橘氏(アフタヌーンソサエティ)、ゴクロウサマでした。

 

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このイベントに先立って、同じ日の18時から希望者による歌舞伎町空き物件内覧ツアーが行われた。希望者が約50名程度に膨れ上がり、やむなく3グループにわけて歌舞伎町1・2丁目の空きテナントを7~8件まわった。コーディネートしたのは歌舞伎町で不動産屋を営みKIHEIプロジェクトのメンバーでもあるスペーストラストの藤田支店長(上写真中央、NHKの取材が入っていてカメラに写されてます)

最初にまわったのが、つるかめ食堂の白木ビル、中間階があいている。そのほか一番街のアツミビル(中間階があいている、1階はかつて無料案内所だったが閉鎖され最近まであいていたがどうも決まったようだ。どうやらラーメン店になるとか)、ピアザタテハナ、二丁目のコリンズなどをまわった。参加者の話では「意外と歌舞伎町って、家賃安いんですね」とか、大体相場が坪1.8~2.2万くらいですかね、1階路面はそれの倍くらいって感じでしょうか。

  

イベント参加者はだいたい300名くらい、中心は若いクリエイターたち(グラフィックやCG、音楽など・・あれ・・やや同業者かヨ^^;)、あと吉本興業などのエンタメ産業の事業者や飲食店などの事業をやってる方たち。いろいろ名刺交換もしたけど、いっぺんにいろんな人とあうと正直顔と名前が一致しません;ごめんなさい。もし今後いろいろかかわっていけそうであれば改めて直接コンタクトください~

このClub FR プロジェクトでは、今後4月までをまず第一弾として月四回ペース程度を目標に随時イベント主催または参加者を募集、歌舞伎町を体感してもらったうえでこの街に関心をもってもらい、また新しい地域活性化の担い手として、あるいは事業者としての参入を期待している。

問い合わせ:新宿区企画政策部(歌舞伎町担当) 副参事 香西 一晶  03-5273-3604

関連記事:白看板対策に優秀な家守さんを募集 ベンチャーを育成して地域活性化へ。


1月16日 第8回 KIHEIプロジェクト(歌舞伎町家守事業)準備会議 [KIHEI]

1月16日、16時より旧四谷第五小の会議室において、第8回KIHEIプロジェクト(家守事業)準備会の会議が行われた。座長の香西副参事(新宿区企画政策部 歌舞伎町担当副参事)ほか一丁目からは新村氏、二丁目からは下村氏(新宿区議)、林氏(風林会館)、そのほか新宿区関係各部署とアフタヌーンソサエティ、都市みらい総合計画研究所の土井氏ほかが参加。

13日に行われたClub FR (風林会館拠点化計画)キックオフイベントの総評と反省点、課題などについて最初にディスカッション。イベントの参加者のうち名刺提出者が約150名程度、またその中でもまず風林会館を使って何かを起こしたい、とりあえずイベントなどで一回使ってみたいという方が6組。(イベント関係、ジュエリーデザイナー、舞台関係、テレビ番組等のタイアップ企画か出演者によるイベントなど)詳細については企画書等が持ち込まれ次第、「歌舞伎町ルネッサンス」としてどうなのかを精査したうえで受ける受けないを決めていくことになる。KIHEIプロジェクトの行う家守事業は内閣府の地域再生特区に認定を受けているために「歌舞伎町ルネッサンス」のまちづくりにベクトルがあうものであれば日本政策投資銀行の融資を受けることが可能とある。

KIHEIプロジェクトについては、今回を準備会としては最後の会議とし、1月27日に行われることになっている第3回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会において承認を経て正式に発足、また新たに座長を立ててスタートすることになる。KIHEIプロジェクトとしては、今後、風林会館の拠点化計画とともに、歌舞伎町劇場通り一番街の再生計画、大久保公園のイベント広場等への活用計画、なども個々にプロジェクトを立ち上げて進めていくことになっている。また、とくに一番街については問題物件(違法風俗、無料案内所、明星56ビル、森下グループの摘発ビルなど)が多いため、今後会議に警察・消防・税務署などの出席を求め包括的且つ戦略的に地域の浄化と再生を検討していこうという話になっている。

ところで、実は「白看板対策」という言葉はまちがい?KIHEIプロジェクトについて白看板対策に特化したプロジェクトとはいうものの、一番街などにおいては白看板であるにもかかわらずテナント募集はみかけほどあるわけではない。確かに、空きテナントが増えて困っているというビルオーナーは二丁目などにあるのはあるが、一丁目についてみるとビルオーナーから「困っている」という話はほとんど聞かない。閉鎖されたテナントが前業者の看板を差し替え白く無記入の状態にはあるのだが、いくつかのビルで様子を伺っているとなぜか意外と人の出入りがある。これは、いくつかのケースが考えられる。一つは看板を出さない違法店舗。たとえば脱法風俗における無料案内所受付型のレンタルルーム使用(看板を出さなくても営業可能)やデリの待合所、その他の違法店舗、不法残留外国人の住居などというもの。もう一つはまた貸し物件でビルオーナーには家賃が払われている、つまり本契約そのものは残っているのだがその2次や3次的な使用者がいない状態(もしくは摘発等によって入れられない状態、警察などによる摘発加減をみて再度違法な店舗などを出店してくる可能性もある)。

歌舞伎町では、この「白看板」が問題になっているというが、一番街に限らず実態は上記のような案件が多いとみられ、実質的な「空きテナント」ではない白看板物件が多く、順次新規の店舗が入って来にくいという可能性がある。本年5月にぼったくり防止条例の一部が改正され、違法な店舗を契約すること自体を違反行為としビルオーナーにまで責任が及ぶことになっている。最初は注意・勧告から入るが、2段階としては公表、3段階では使用中止命令へとつながっていくということである。宅建協会としても、違法な店舗や暴力団関係をそれとわかってて仲介してれば暴対法や宅建法違反、免許停止などに踏み込まざるおえない放置できない状況になると思われる。まして、契約書には「用途変更や転貸は禁止」と明記されているはずなのでまた貸しも使用中止に結びつけることができる。ビルオーナーや不動産業者がこの点においても口ごもる課題ではあるが、こうした状況を踏まえ、KIHEIプロジェクトにおいては警察・消防・税務署と協働ですすめるべきかと。

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あいかわらず、夜の歌舞伎町には客引きの姿が絶えない。とくに区役所周辺は非常に多く、あずま通りから元かに道楽周辺あたりは黒人の姿も目に付く。正月前後一気にゆるくなったなぁと思っていたのだが、それはいまだに緩みっぱなし。客引きについて分類すると以下のようになるかな。

 あずま通りの黒人キャッチ、話しするとけっこう人懐っこい連中なのではあるが。

・居酒屋 新宿駅からマイシティの階段をあがるとすぐに目に付くのが一部居酒屋の客引き。なかには先払いで飲み放題1000円の領収書を切り、その店に客を導く。店に行くと、一品は頼んでください(1000円で飲み食い放題なわけはないのだが^^;)ということで客と小さな料金トラブルがあったり。とはいえ、歌舞伎町まで向かう道すがらにかぎらず靖国通り沿いに多数出没。メニューを持って歩行通路を立ちふさがる上、違法行為の意識がないせいか客引きの中では一番目立つしうっとぉしいと思われる。だいたい200~300名。

・カラオケ店 歌舞伎町においても、一部シダックスのように一切客引き(カラオケ業者の間では外販という)を出さない店もあるが、歌舞伎町の奥や二丁目の方ではビジネスとして「外販なしではやっていけない」ということもあってか、多くが靖国通り沿いまで出てきている。彼らの狙いは居酒屋から出てくる団体客、週末ともなればまず2人連れに声をかけることはない(少人数では部屋の売上が下がるため)。現在「新宿署管内カラオケ業防犯協力会」というものが設立、自主規制を呼びかけ自浄機能をもとうと試行錯誤している、が、まぁカラオケで遊ぶ人たちにしても一二度授業料はらえばいい店悪い店わかってきそうなもんだが。これも200名くらいかな。

・キャバクラ等風俗店 店によってはルーマニアクラブのようなところは黒人が出てる場合もあるようだが、基本的に「優良店」とか「老舗店」については多くがキャッチを出していない、と思っていい。黒人のキャッチによる区役所付近の店舗で「一杯のビールでクラクラになり、挙句8万とられた」なんてことも。ビールに薬(目薬とかハルシオンとか)を入れてぼるケースがあるので注意。花道通りなんかは黒服(キャバクラの外販)がキャッチしている姿が目に付く。人数的には花道通りの方が多いか、50名くらいかな。

・裏DVDや とくにさくら通り中央あたりを東西に横切るコマに向かう道沿いには、多数出没。昼間っからいる。「DVDいかがですか?」と声をかけてくるのだが、最近の厳しい摘発のせいか掛けてくる声もなんだが弱々しい、「違法行為だろ~」って言うと照れてコソコソ、、、。たぶん30名くらいか。

・ホスト ホストクラブにも、キャッチを出す店出さない店がある。基本的にはスーツ姿であるが、最近は私服の連中もいて「ナンパ」と称して女の子に声を掛けてくる。深夜から早朝にかけとくにキャバ嬢の仕事上がりを狙ってかなりさかんに特に中央通り周辺から靖国通り沿いまで大量のホストがでてくる。一部メディアに取り上げられ、傾向としてホストになる人がかなり増えたとか。煌びやかな一面が取り上げられ幻想を抱く連中が集まってくるわけだが、実体は月給5万以下なんていう連中も多い。稼げない連中が多いから外に出てキャッチに精を出さざるおえないともいえる。たこ部屋みたいなところに共同で暮らしたりJRの電車の中で寝てる姿を見ると痛々しくもあるが。ピーク時は100名くらいか。

・性風俗 西武新宿駅沿いに目に付くのが、中国人などの違法エステの声かけ。一時目にしなくなったなぁと思ったが最近また増えてきたようだ。いわゆる違法性風俗。そのほかの性風俗店は、客引き=営業停止、もしくは物件使用中止命令つまり既得権すらままならない現状なので普通は客引きを出していないはず。厳密に言うと、建物敷地内は客引きではなくポーターとみなされるのでそこまでは許されるのだが、一歩敷地をでればそれだけで法的にはアウト。昨今、性風俗店は無料案内所による集客が主流になってきた経緯があるが改正風営法(5月施行)によりその無料案内所に性風俗店の広告が出せなくなる。また無料案内所を規制する条例(審議はこれから)も準備されている。性風俗に関して言えば、客引きを出しているところその行為以前に営業そのものが100%違法店舗であるとみてよい。

客引きがいいとか悪いとか、そういう話はおいておいて、基本的な傾向ではあるが客引きを出す店ほど営業がきつい、または場所が悪い。優良店やそこそこ客をもっている店はわざわざ人件費を使ってリスクの高い客引きはしない。という見方もある。とはいえ、歌舞伎町という街にいかに一見さんが集まってくるか、つまり観光地的歓楽街としてのポテンシャルの高さが結果としてこういった業態を可能にしているともいえる。名古屋の栄など、すべての客引きが暴力団によって仕切られている場所と異なり(愛知県警はアタマを悩ましているようだが)、実は歌舞伎町一丁目などのように特定の暴力団の影響力が弱く(実際、みかじめ要求があっても商売主はいまや平気で警察に通報するようになってきた)、むしろ「自由に客引き」できてしまうということは逆に商売する側の自由があるといえなくもない。

ちょっと見方を変えて、ざっと600~700人くらいの客引き、ウチ合法店舗のが約その半分としても、この人たちを地域の防犯協力員(たとえばケンカやトラブルがあったら通報してくれる、道案内をしてくれる。そのほか事件や放火などの犯罪監視要員)、ついでに週一回のボランティア清掃だの違法駐車取締りだの(6月に民間委託、新宿署管内は株式会社ジェイ・エス・エス:新宿区左門町6-4 鶴谷敏明社長 に落札済みではあるが)の要員にできたら相当いい街になりそうなもんだが。。。そもそもそこまで持っていく従業員教育ができれば、、の話^^;


2月6日 第一回歌舞伎町喜兵衛プロジェクト 会議報告 [KIHEI]

先だって、1月27日に開催された第三回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会において正式プロジェクトとして承認された空きテナント対策として歌舞伎町版家守事業を推進する「歌舞伎町喜兵衛プロジェクト」の第一回会合が、2月6日13:00~新宿区役所庁議室にて行われた。

 ←中山区長

まず最初、歌舞伎町ルネッサンス推進協議会 会長である中山弘子新宿区長が挨拶からはじまったのだが、区長曰く「2月6日は私にとって特別な日なんですよ」といきなりの発言になんのことやら、と思ったらなんと2月6日は中山区長の誕生日(1945年生まれ、この日で61歳に^^)だったそうです。元気だなぁ~と。「14年11月末に区長に就任し、まず行政課題として少子高齢化といかに持続可能なまちづくりをするかということから入った。その中で、特に歌舞伎町は外側からみてもそのブランド力が傷ついている。鈴木喜兵衛氏の戦後の復興は道義的繁華街をつくろうとし、その後の隆盛を見た。大衆文化の創造・生産・消費がこの街のDNAであり、またそのDNAに逆らって成功したまちづくりはない。そこで、そのDNAを活かして環境浄化と同時に、街に誇りを持てる経済活動をいかにもちこみ、新たな担い手をどうつくっていくかが課題であり喜兵衛プロジェクトの目指すところです。まちづくりと連動しながら喜兵衛プロジェクトを羽ばたかせていきたい。」と抱負を語った。

 ←代表に選任された新村雅彦氏

準備会では、便宜上、新宿区役所企画政策部の歌舞伎町担当香西副参事が座長をつとめてきたが、今回の会議であらたに新村雅彦氏(歌舞伎町商店街振興組合副理事長、とんかつ「にいむら」会長)を座長に選任、以下幹事として片桐基次氏(歌舞伎町商店街振興組合専務理事、活性化プロジェクト座長)、林裕照氏(歌舞伎町二丁目町会防犯部長、風林会館オーナー)、大西達也(日本政策投資銀行首都圏企画室課長)、清水義次氏(㈱アフタヌーンソサエティ代表)、佐藤仁氏(四葉会を代表して、㈱東急レクリエーション常務)が選任された。

さて、歌舞伎町喜兵衛プロジェクトではすでに先行してClub FR(風林会館拠点化プロジェクト)が進められ、すでに1月13日にキックオフ・パーティが開催された。その後、風林会館を拠点的に活用したイベント等の企画がすでに16ほど集まってきている。ファッションショー、メキシコのアーティストイベント、アートオークション、手品、サルサイベント、デイスコ、映像ワークショップ、ミニシアターなど。その多くは一日限定のものであるが、ためしに歌舞伎町でイベント等を行ってみてその状況をみて実際にこの街にどう進出するかを考えるという企業が多いようだ。そのうち、いくつかの企画書も上がってきていたので、それらについてのプレゼンテーションも行われた。

 サルサイベントについての資料をプロジェクターにてプレゼン。

一方、吉本興業が先日も歌舞伎町進出を検討してくれている件を書いたが、これについてもいくつかの物件視察や条件刷り合わせの段階。うまく条件が折り合えば、インパクトのある拠点が生まれる可能性もある。

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喜兵衛プロジェクトとは別に進めている案件として以前から書いているようにFM放送局の設立もしくは誘致、ロック系ライブハウスのネットワーク化と歌舞伎町音楽シーンに特化したフリーペーパーやマップ制作+ロックイベント(F-Stage)、インターネット放送局を開設したばかりの新宿放送局とのコラボレーション(イベント・ライブ映像配信やアルタビジョン活用など)などいろいろ検討しながら進めている案件がある。これらについても、タイミングと事業運営のルールがかみ合えば、喜兵衛プロジェクトなどとの連動も可能ではある。区の意向で「うまくコラボしてほしい」旨の打診を受けているが。。


2月16日 喜兵衛プロジェクト(歌舞伎町家守事業) 幹事会より [KIHEI]

1月27日に開催された第3回歌舞伎町ルネッサンス推進協議会において正式承認された歌舞伎町の空きビル、空きテナント対策を推進する組織、「喜兵衛プロジェクト」の幹事会議が2月16日16:00より新宿区役所庁議室にて行われた。

出席メンバーはプロジェクト座長の新村氏(歌舞伎町商店街振興組合副理事長、とんかつ「にいむら」会長)、折戸課長(新宿区都市計画部)、香西副参事(新宿区環境土木部、歌舞伎町担当)、日本政策投資銀行首都圏企画室大西課長、コマ劇場小林支配人、東急レクリエーション佐藤常務、林氏(歌舞伎町2丁目町会、風林会館)、アフタヌーンソサエティ清水社長(喜兵衛プロジェクト コンサルタントとして新宿区が発注)以上幹事。なお、オブザーバーとして下村氏(新宿区議、二丁目町会副会長)、東急レクリエーションの横田統括支配人。

1月13日に実施された喜兵衛プロジェクトのキックオフ・パーティ「Club FR」以来、暫定的に問い合わせ先になっている新宿区環境土木部の香西副参事あてに多くの企画持ち込みがある。多くは風林会館を使っての一時的なイベント使用であるが、中にはいくつか、実際に事業を立ち上げて歌舞伎町の空き物件を使いたい旨(例:70/80年代ディス企画、ミニシアター)のものもある。

今回の会議では、こういった持込に対し喜兵衛プロジェクトがどう対応していくかを含め、課題の整理をした。歌舞伎町ルネッサンスのフィルターの中で、まちづくりのベクトルにあうものであれば喜兵衛プロジェクトとしては空き物件とのマッチングを試みていく、という方針ではあるが、喜兵衛プロジェクト=内閣府認定の地域再生計画、つまり日本政策投資銀行の低利融資が受けらる、つまり公的資金を期待しての傾向が強い。内閣府の地域再生計画では「SOHO等に対し日本政策投資銀行の低利融資」とあるわけだが、この「SOHO等」の「等」についてどう考えるかをもうすこし明確にする必要がある。

日本政策投資銀行の大西氏は「政府系金融機関ですから、ではディスコに融資できるかといえば無理です。」と言う。また、仮に保証金や家賃を幾分下げてマッチングさせるとしても、事業計画はどうなのか、投資とリターンはどうなのか、ビジネスの判定をどう行っていくのかが課題になる。

もっとも、喜兵衛プロジェクトは融資ありきのものではない。いわば、事業を立ち上げたい側と空いているテナント・ビルとのお見合い機関である。官民協働の喜兵衛プロジェクトというフィルターによって「歌舞伎町で事業を興したい」という企業・個人に対し信用を与え、それならばということでビルオーナーに通常よりも若干でもハードルの低い条件を引き出しマッチングをするのが主たる業務。そこで、そういった一定の信用を与える基準、また申し込んでくる側に要望の大きい融資についての手法と基準をまとめあげるのが必要。ただ、与信機関として喜兵衛プロジェクトが機能できるのかどうかという問題もある。

現在、申し込みや問い合わせの中心が風林会館を使用したイベントなのであるが、これについても、「いくらイベントの申し込みがあっても実にならない」という意見と、「そういうものをたくさん、できれば拠点化して進めていくうちに必ず実質契約にむすびつく転換期がくるはず」という意見とがあった。会議の中で、やはり先だっての吉本興業が歌舞伎町に興味をもってくれているという話に期待が大きく、「大きな企業、核になる事業を誘致することを重点的に進め、核が成立すれば自然と関連する人たちやまわりがやってくるはずで、それが空きビル・空きテナント対策に最も有効なのではないか。」という意見もでた。

個々の案件を現実的に成立させていく上で、喜兵衛プロジェクトを実行していく会社を組織化、その場合、出資をつのるべきかどうなのか、そんな区からの提案があった。これも課題。

これらの課題を整理し、次回は喜兵衛プロジェクトの本会議で議論をすすめていくことになる。

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日本政策投資銀行の低利融資が受けられない、事業の内容によってはある意味当たり前であるが、そこで、じゃぁ「喜兵衛プロジェクトっていっても民間でやることとなにもかわらないんじゃないか?」という意見もある。ただ、官民組織がフィルターとなることで一種の与信機能を果たせるのではないかという区の意向が成立するのであればこのプロジェクトの存在理由なんだろう。だから、事業を立ち上げたい側と空いているテナント・ビルとのお見合いをより有効にすすめることにのみ徹底すればいい、というのが自分の意見。

だが、キックオフパーティなどの記事でも書いたが、どうしてそこまで区があせるのか。最近、さまざまな会議で、とにもかくにもあらゆる案件について喜兵衛プロジェクトに関連付けしようとする行政の姿勢はどうかと思う。仮に、さらに踏み込んで、融資だのファンドだのあるいは資金を集めて会社設立し、そこで資金を使って事業運営なんていう意向が区にはあるようだが、正直、それで簡単に成立するとしたらあくまで性善説だと思う。逆側からの入り込み、不本意であっても事業がうまくいかなかったときの責任所在、たとえば短期でも低家賃で賃貸を成立させた時の相手が居座ったり、出てった後の内装が転用できればいいができないときのビルオーナーへの保証、また貸し、そういったケースの時に資金のない喜兵衛プロジェクトがどう対応するつもりなのか?契約成立1号をあせる行政の気持ちもわからないわけではないが、喜兵衛プロジェクトができることってなんなのか、もうすこし冷静に考えるべきだ。公共資産である四五小や大久保公園、ハイジア等の有効活用も喜兵衛プロジェクトですすめようとしているようだが、それって空きテナント対策じゃないですよ。空きビル、空き室が増えて困ってるビルオーナー、それにともなう地域経済の停滞があるから、ということで喜兵衛プロジェクトを立ち上げたわけだから、四五小なんて区の物件じゃないか。だいたい、耐震だって0.3くらいじゃなかったかな、そんな建物はさっさとつぶして更地にするなり他の有効活用考えるなりすべきだと。

歌舞伎町で事業を立ち上げたい側と空いているテナント・ビルとのお見合いをより有効にすすめることにのみ徹底すればいい、そのためにはたとえば空き物件情報のポータルサイトの充実とプロモーション、どうしても条件がマッチングできないものについてのみ、事業性を精査した上で通常の空き物件以外のスペースレンタル(その中には大久保公園とかも含まれるが)を探すとか、アイディアをだせばいい。区はちょっと前のめりすぎかと思う。さらに言えば、この程度の仕事に年間500万の予算をつけてコンサルタントを発注している理由がよくわからない。

連日問題提起ばかりで新宿区には申し訳ないが、よくよく考えるべき。

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この日、14:00から同じ新宿区役所の3F庁議室にて歌舞伎町活性化プロジェクトが行われた。議事内容は、2月14日 歌舞伎町商店街振興組合にて「よくしよう委員会」にほとんどかぶるのでそこは省略するが、NHKエンタープライズの契約スタッフが歌舞伎町内で暴力団フロント企業とおもわれるビルオーナーにみかじめ料を払ってドラマロケを行ったというニュースについての話題になった。

毎日新聞ソースより:NHKの番組制作などを手がける子会社「NHKエンタープライズ」(NEP、板谷駿一社長)は15日、東京・新宿の歌舞伎町で今年1月に行ったロケを巡り、暴力団関係と疑われる企業に撮影協力費名目で現金10万円が渡った可能性があることを明らかにした。業務委託した外部のスタッフが支払ったもので、16日発売の週刊誌はみかじめ料だったと報じる。NEPによると、NHK総合テレビで3月放送予定のドラマ「繋(つな)がれた明日(あす)」のロケを1月18日に、歌舞伎町内の路上で行った。翌日、ロケ地設定を担当した外部スタッフが、撮影場所近くのビル関係者とみられる男性に撮影協力費10万円を渡し、NEPをあて名にした企業名の領収書を受け取った。このスタッフは撮影前、NEPの番組担当プロデューサーに「歌舞伎町で安全かつ円滑に撮影をするには、しかるべき事務所にそれなりの金を払う必要がある」と持ちかけ、拒否されていたという。NEPは支払先について「外部スタッフは『暴力団かもしれないという疑念は抱いていた』としているが、領収書を出した会社と撮影場所近くのビルとの関係などがはっきりせず、どういう企業なのか特定できていない」と釈明。10万円は経費として認めず、スタッフが自己負担するという。ドラマは予定通り放送するが、問題のロケシーンは放送しない方針。

歌舞伎町の話題を扱っているサイト、裏新宿さんや実録!歌舞伎町NEWSさんでもこの件について記事がかかれてます。

NHKといえば、社会部や首都圏のスタッフがしょっちゅう歌舞伎町に出入りし、地域がいかに暴力団排除に本気で取り組んでいるということをご存知なはず。あくまで、上記報道が事実であるならいくらエンプラが関連会社で、出入りの契約スタッフだからとはいえ、どうして一回くらい組合なり区なりに相談に来なかったのかと。

イベントをいくつもやってきたが、これまで一度たりともそんな「ミカジメ」なんて話でたことなんかない。ルネッサンスをやる以前、個人的にはドラマやCF撮影で歌舞伎町を使ったことはあるが、それでもそんなことはなかった。確かに、芸プロ関係なんかで暴力団系企業があって(かなり有名なタレントがいるところでも)マネージャーなんかに言わせると、そういう仲介に入って金で処理したとか話では聞いたことがあるが。ネゴ料っていうのは海外ロケではよくある話だし、歌舞伎町でも場所によっては連中が言いがかりつけてきそうなところはあるが、とはいえ、組合とか区、ましてロケなら警察に道路使用許可から警備計画など提出して許可を得ればありえない話。

もっとも、そういった処理に対するエネルギーと時間を考えると金で処理したほうが早いというのもわからないではない。撮影についての、また暴力団関係といわれたビルオーナーの特定など詳細はまだ説明を得られていないが、少なくとも「はぁ~??」とあきれるニュースだった。

実は、これも大分以前からであるが歌舞伎町フィルム・コミッションの組織化についてはアイディアとしてでている。だが、専任で1~2名は必要だろうということと、警察との話し合いでルール等についてもう少し時間をかけてにつめたい、なにより専任を雇用する経費をどうするか、など課題があってすすんでいなかった。現実には、歌舞伎町商店街振興組合の事務局が限られたマンパワーで可能な範囲で対応しているのが実体であり、また同じノウハウであるイベントは内容を「よくしよう委員会」で揉んだ上で実施してきている。それでも、警備が必要であれば組合の関係者が黄色いジャンパーをきて協力したりしてきた。

たしかにエンプラが悪いわけじゃないが、報道が事実ならNHKがミカジメを払ったわけじゃないにせよ、契約スタッフが勝手に払ったと言い訳することより、歌舞伎町自身が民間主導でミカジメをなくそう、暴力団を排除しようとやってるときに、せめてその契約スタッフに組合なりに相談にきてほしかったと思う。確かに、企画内容に注文をつけることはありうるが、仮に暴力団にミカジメをはらわなきゃ撮れないような企画ならハナからその企画はまちがってる。

だが、一方でこういった問題がでてくるのであれば、マンパワーと資金不足で止まっているフィルム・コミッションの実現を急ぐ必要性も感じる。収益は生みにくい事業であるが、暴力団インフラ排除に直接的につながるのが証明されたようなものだからこそ、区の予算や、その他の助成金についても道路と清掃ばかりでなく、こういうソフト分野にもつけてほしいと思うのだが。